イギリス史上名高いズール戦争の火蓋が切って落された!
ストーリー:南アフリカでイギリスの支配に反抗するズール族がわずか100名あまりのイギリス軍守備隊に4000名で襲撃をかける。兵数で劣るイギリス軍が如何にズール族を撃退させたか・・・。
絶対的に不利な状況で戦う勇者たちの姿を壮大なスケールで描いた傑作。この大作は、ローク砦を守る100人の英国兵が、圧倒的多数をほこる先住民ズール族の最強の戦士たち4,000人を迎え撃った史実を映画化したもの。テクニラマによる壮麗な映像には、少数の守備隊と波のように押し寄せるズール戦士との戦闘の恐怖と切迫した状況が見事にとらえられている。南アフリカの美しい自然を背景に描かれた「ズール戦争」は、画期的な映画であるとともに、戦争の歴史における英雄的な行動への賛歌ともなっている。その演技で世界的な注目を集めたのが、傲慢だが勇敢なブロムヘッド中尉を演じたマイケル・ケイン。またスタンリー・ベイカーやジャック・ホーキンスら英国を代表する名優たちも力強い演技をみせている。
出演:スタンリー・ベイカー、マイケル・ケイン、ジャック・ホーキンス、ウラ・ヤコブソン、ジェームズ・ブース、ナイジェル・グリーン
★★★★★ ラスト近くのこのシーンが素晴らしい
必死の抵抗でズールーの大軍を撃退させたと思ったのも束の間、丘の稜線に新たな大軍が現れ全員でおごそかな歌を歌い出します、「皆殺しにする間際まで英軍兵士の心を責め苛み続けるのか!」とマイケル・ケーンが憤ると、現地の事情に詳しい男が笑い出します、つられてケーンも笑い出します、もうどうとでもなれと言う笑いですね、続けて男がズールーの歌の意味を教えるとケーンの笑いが止まらなくなります、私もこのシーンを見ながら思わず笑い出しましたが同時に涙が溢れて来ました、これ程男心をゆさぶる戦争映画も希でしょう、素晴らしい、傑作です。
★★★★★ 絶望と戦った末に
イサンドルワナの戦いでの大敗北の作品を拝見し,続編ともいうべきこの作品を買わせていただきました。銃や弾薬の補給はなく,救援の兵力もなし。英国軍の正規兵以外の現地人たちは,当然のごとく逃げてしまう始末。そのような絶望的な状況で,指揮官以下負傷兵まで全員が戦い抜いた姿は,勇敢というほかにはなく,感動しました。宗主国たる英国の話なので,兵たちの出身地に目を向けられところがうまく取り込まれていました。また,自堕落な感じの兵士が,危機と絶望に直面して戦力となっていくのもうまく描かれていました。締めくくりの部分は見事な仕上がりであると感じています。
作品の詳細
作品名:ズール戦争 |
原作名:Zulu |
監督:サイ・エンドフィールド |
脚本:ジョン・プレブル |
公開:イギリス 1964年1月22日、日本 1964年6月10日 |
上映時間:138分 |
制作国:イギリス |
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