破壊か?奪取か? ライン河に残る最後の橋を巡る攻防戦!
ストーリー:1945年3月、ドイツ本国に迫るアメリカ軍はライン河畔の街レマゲンに到達した。そこにはライン河に残った最後の鉄橋があり、先鋒のハートマン中尉(ジョージ・シーガル)率いる小隊が橋の確保に向かうが、対岸にはクルーガー少佐(ロバート・ヴォーン)を指揮官とするドイツ軍が守りを固めていた。クルーガーは司令部より鉄橋の爆破を命じられていたが、友軍を撤退させるために爆破を延期していたのだ・・・。
出演:ロバート・ヴォーン、ペーター・ファン・アイク、ハンス・クリスチャン・ブレヒ、ヨアヒム・ハンセン、ジョージ・シーガル、ベン・ギャザラ、ブラッドフォード・ディルマン、E・G・マーシャル、ボー・ホプキンス
★★★★★ いぶし銀の傑作
第二次大戦末期のドイツ国境での攻防を描く作品。戦争映画ファンにもいろいろなタイプがいると思いますが、出てくる戦車等兵器があまりに史実に反していると興ざめする種のファンでも思いっきりドラマにのめりこめる作品。それに加え、ロバートボーン演ずるクルーガー少佐のレイバンや、ベンギャザラの軍曹がドイツ軍のシュマイッツァーを使っているところ等々、ほかにも細かいディティールがうれしくなる要素盛りだくさんである。一見スポーティな戦争映画風を垣間見せながら、どんどん人間臭くおろかな行為を感じさせる演出やシーンの数々が説教臭くなく展開されるという素晴らしさ。昨今、見終わった後に違和感の残る映画が多い中、戦争映画ゆえ登場人物も壮絶に戦死してゆくなか、ある種むなしくもスッキリしたラストシーンが王道のハリウッド戦争アクションである。
作品の詳細
作品名:レマゲン鉄橋 |
原作名:The Bridge at Remagen |
監督:ジョン・ギラーミン |
脚本:リチャード・イェーツ、ロジャー・ハーソン、ウィリアム・ロバーツ |
公開:アメリカ 1969年8月13日、日本 1970年3月21日 |
上映時間:117分 |
制作国:アメリカ |
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