ナポレオンの侵攻に揺れる19世紀ロシアの激動期、人々の運命を壮大なスケールで描写
ストーリー:19世紀初頭、帝政時代のロシア。ナポレオンが率いるフランス軍によるモスクワ侵攻の噂が流れる中、貴族の庶子である青年ピエール(ヘンリー・フォンダ)は伯爵令嬢ナターシャ(オードリー・ヘプバーン)に想いを寄せる。父親の莫大な遺産を継いだピエールは、クラーギン公爵(ヴィットリオ・ガスマン)の娘ヘレーネ(アニタ・エクバーグ)に誘惑され、結局は彼女と結婚。やがてピエールは妻ヘレーネの浮気相手ドロコフと決闘へ。一方、ピエールの親友アンドレイ公爵(メル・ファーラー)は、妊娠した妻リーゼを残して戦場に赴くが、敗戦の憂き目に遭う・・・。
出演:オードリー・ヘプバーン、ヘンリー・フォンダ、メル・ファーラー、ヴィットリオ・ガスマン、ハーバート・ロム、オスカー・ホモルカ、アニタ・エクバーグ、ヘルムート・ダンティーン、ジョン・ミルズ
★★★★☆ ロシア版大河ドラマ
いわゆるハリウッド版の「戦争と平和」です。少し後のソ連版や21世紀に入っての英国BBC最新版に比べて物語の掘り下げ方が足りないとか戦場の臨場感がイマイチというレビューも散見されるなかでやはり主役のナターシャを演じるオードリー・ヘップバーンは美しかったです。もちろんリュドミラ・サベリーエワやジェームズ・リリーも負けてはいないとは思いますが。文豪トルストイの畢生の佳作を1本の映画で理解しようとするのには少々無理があるもののストーリーの大筋を掴むにはいい作品だと思います。私にとってラストは感動させられました。
作品の詳細
作品名:戦争と平和 |
原作名:War and Peace |
監督:キング・ヴィダー |
脚本:ブリジェット・ボーランド、ロバート・ウェスタビー、エンニオ・デ・コンチーニ、ジャン・ガスパーレ・ナポリターノ |
原作:レフ・トルストイ『戦争と平和』 |
公開:アメリカ 1956年8月21日、日本 1956年12月22日 |
上映時間:208分 |
制作国:アメリカ、イタリア |
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