激突!ジェット旅客機の大惨事をめぐるサスペンス・ドラマ!
ストーリー:ロサンゼルス発、シアトル行きのコンソリデーデット航空22が離陸して間もなく、右エンジンが故障、LAに引き返して着陸しようとするが、左エンジンにも異常が発生する。機長のジャック(ロッド・テイラー)は、不時着を試みるが桟橋に激突、機体は炎上し、機外に放り出された3人を除く53名が犠牲となってしまう。調査を命じられたマクベイン(グレン・フォード)は、第二次大戦中、空軍でジャックの副操縦士を務めていた。独身で遊び好きと噂されるジャックが、フライトの2時間前にバーにいた、と記者から聞いたマクベインは、バーテンから酒をジャックに渡したという証言を得る。ジャックのかつての婚約者リサ(ジェーン・ラッセル)、1週間前に変更された保険受取人のサリー(ナンシー・クワン)、空軍時代の部下などジャックを知る人間たちに会うことで、マクベインは事故はジャックの責任ではないことを確信する・・・。
出演:グレン・フォード、ロッド・テイラー、スザンヌ・プレシェット、ナンシー・クワン、ジェーン・ラッセル、コンスタンス・タワーズ、ネヘミア・パーソフ、ウォーリー・コックス、マーク・スティーブンス
★★★★★ すばらしいシナリオ
パニック映画ではありません。事故が起きた原因を丹念に調べていく物語です。そのプロセスがとっても面白いのです。最初はみんな粗暴なパイロット、ロッド・スタイガーの操縦ミスを疑います。飛行機に乗る直前バーにいたという証言も出ます。一人ひとり関係者に会って、グレン・フォードが聞き込みを積み重ねていきます。時折挿入される回想シーンの使い方が巧く、小道具も効いています。終盤で飛行機に乗ることがトラウマになっていた、唯一の生き残りのスチュワーデス、スザンヌ・プレシェットが意を決して事故の再現飛行に乗り込んでからは目が離せません。非常に良いシナリオ、役者の演技、演出です。
作品の詳細
作品名:不時着 |
原作名:Fate Is the Hunter |
監督:ラルフ・ネルソン |
脚本:ハロルド・メッドフォード |
公開:アメリカ 1964年9月30日、日本 1964年10月27日 |
上映時間:106分 |
制作国:アメリカ |
製作費:250万ドル |
興行収入:220万ドル |
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