西部劇映画

夕陽のギャングたち

『荒野の用心棒』『夕陽のガンマン』の巨匠セルジオ・レオーネが、20世紀初頭のメキシコを舞台に、二人の男の友情と活躍を描いたマカロニ・ウエスタンの傑作中の傑作!

ストーリー:爆破のプロで元IRAの戦士だったジョン(ジェームズ・コバーン)に出会った盗賊のフアン(ロッド・スタイガー)はジョンを利用しメサ・ヴェルデの大銀行を襲うこと思いつく。振り払おうとするジョンだったが、次第に引き込まれていく。見事金庫の爆破は成功するが、そこには多くの革命戦士が投獄されていた。利用されたのはジョンではなく、フアンだったのだ。一瞬にして革命戦士の英雄となったフアン、そして同時に追われる身となってしまった2人を待ち受けていたものは・・・。

出演:ロッド・スタイガー、ジェームズ・コバーン、ロモロ・ヴァリ、アントワーヌ・ドミンゴ、フランコ・グラジオーシ、リック・バッタリア、マリア・モンティ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ レオーネの映画の中で最も派手で面白い映画

この映画のダイナミックな戦闘シーン(機関銃の銃撃シーン)は素晴らしい。また爆撃シーンもこれは芸術の域だと呼べるほどの大迫力で個人的にはレオーネ映画の映画の中で最も派手で面白い映画の部類に入る作品だと思う。またこの映画の見所は男の友情でもある。極限にまで追いやられる中で友情を育む男同士ファンとジョンの物語はこの映画の要であり重要な位置に置かれている。相変わらずエンニオ・モリコーネの哀愁漂う音楽がこの壮大な物語を盛り上げる。もちろん娯楽超大作の域に留まらず一つ一つのセリフが胸を打つ。例えば最初のシーンで貴族のような連中が皮肉を込めてファンに話しかける場面、中盤のジョンが聖書を読んでるシーンでファンが必死に訴えかけるように話す場面等。考えさせられるテーマが豊富にある。金持ちは机の上で本を読んで勉強した者でそれをしなかった者はファンのようになってしまう。というようなことを言っていて現代の社会でも同じようなことが言えると感じた。面白い作品でもあるがそれと比例するように深い味わいがある映画だと個人的には思う。現在はこの映画のビデオやDVDは廃盤で手に入らないが、レンタルで多くの人に見てほしい大傑作だ。

作品の詳細

作品名:夕陽のギャングたち
原作名:Duck, You Sucker
監督:セルジオ・レオーネ
脚本:セルジオ・レオーネ、ルチアノ・ヴィンセンツォーニ
公開:イタリア 1971年10月29日、日本 1972年4月22日
上映時間:157分
制作国:アメリカ、スペイン、イタリア
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