西部劇映画

明日に向って撃て!

実在した列車強盗コンビのアウトローな生き様と友情を描く名作ウエスタン!

ストーリー:1890年の西部。銀行強盗と家畜泥棒が稼業の2人組の無法者、ブッチ・キャシディ(ポール・ニューマン)とサンダンス・キッド(ロバート・レッドフォード)。初めて列車強盗を見事に成功させ大金をせしめた彼らは、それに味をしめてたびたび列車を襲うようになっていく。しかし、さすがに相手も黙ってはいない。激怒した鉄道会社の社長ハリマンは名うての男たちを集めて追跡隊を組織し、ふたりの息の根を止めるまで追跡するよう命令。やがて執拗な追跡隊からの逃避行が始まる・・・。

出演:ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード、キャサリン・ロス、ストローザー・マーティン、ジェフ・コーリー、ジョージ・ファース、クロリス・リーチマン、テッド・キャシディ、ティモシー・スコット、ケネス・マース

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 愛すべきダメ親父たちへの挽歌

多少の失敗はあっても、大抵のことは上手くいっていた青春時代。オープニングのノスタルジックなカタカタ音とともに映写機で映し出されているのは、ブッチとサンダンスのそんな姿だ。しかし、そんな輝かしい青春の日々はいつしか過ぎ去り、時代は「峠を越えた」二人を追い越してゆく。オープニングに続いて画面に映し出される、次々閉じられてゆく鉄製の扉や金庫の冷たい音は、二人に下される時代からの死刑宣告のようだ。時代に自分をうまくあわせたり、生き方を変えて生きることなど出来ない不器用でダメな二人は、結局「色気も何もねえ」時代からはじきだされ、散ってゆく。この映画は、そんな愛すべきダメ親父たちへの、優しい挽歌だ。

★★★★★ アウトロウー同士の友愛物語

物語の面白さに加えて、その舞台となったアメリカ西部の広漠とした原野、渓谷を縁取る凄い岩場、そこを舞台に繰り広げられる追跡劇はスリル満点です。強盗犯2人を執拗に追う探偵グループのかすかな砂煙を臨んで、一か八か、断崖から身を躍らせるシーンはひとつの山場といえましょう。主役のポール・ニューマンとロバート・レッドフォードの気の合ったやりとり、そして決断シーンは見ものです。ラスト、ボリビヤの逃走先で警官隊に包囲され、負傷にかまわず撃って出るシーンは最大の山場というふうに感じました。テーマソング「雨にぬれても」がジーンと印象に残ります。

★★★★☆ 名作という名に恥じない映画

19世紀末、カウボーイ時代の終わりはフロンティアの消滅とともに迫り、定住を拒否する自由人は放浪者へ、そして流れ者へと移行を余儀なくされる。良く言えば滅びの美学だが、要するにその日暮らしのやくざ者のなれの果てを描いた映画。それにもかかわらず名作と感じるのは、主人公2人のピュアな人間性とそれにからむ女性との奇妙な三角関係の爽やかさが呼び起こす共感と、ロードムービー的な適度な盛り上がりがうまく絡み合っているからであろう。FBIができる前は唯一の全米的警察組織であるピンカートン社や、当時最新流行であった自転車などが正確に表現されていて、歴史的な背景も楽しめる。

作品の詳細

作品名:明日に向って撃て!
原作名:Butch Cassidy and the Sundance Kid
監督:ジョージ・ロイ・ヒル
脚本:ウィリアム・ゴールドマン
公開:アメリカ 1969年9月23日、日本 1970年2月21日
上映時間:110分
制作国:アメリカ
製作費:600万ドル
興行収入:1億200万ドル
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