時代の波に押し流されていく西部とその魂の凱歌を奏でる、巨匠サム・ペキンパー監督の現代ウェスタンとでもいうべきヒューマンドラマの秀作
ストーリー:ロデオの名手である父親エースの血を受け継いだ旅回りのカウボーイ、ジュニア・ボナー(スティーブ・マックイーン)。彼は久しぶりに故郷であるアリゾナ州プレスコットへ、ロデオ大会出場のために帰って来た。ところがすでに両親は離婚し、かつての牧場は兄によって宅地造成されるなど、彼が思い描いていた故郷の姿はどこにもなかった。そんな中、彼はオーストラリアでひと旗揚げることを夢みる父親と組んで、ロデオ大会に出場するのだが・・・。
出演:スティーブ・マックイーン、ロバート・プレストン、アイダ・ルピノ、ベン・ジョンソン、ジョー・ドン・ベイカー、バーバラ・リー、メアリー・マーフィ、ビル・マッキーニー
★★★★★ ラスト・アメリカン・ヒーロー
ロデオに情熱をもち真っ直ぐに生きる マックィーンが断然格好いいです。長らく西部劇で活躍したベン・ジョンソンの 妙技が見られるのも嬉しいです。全体的にノスタルジックな雰囲気があり、 西部劇の黄昏を感じさせます。
★★★★★ S.ペキンパー&S.マックィーンの静かなる名作
男、家族、時代を現代の西部を舞台に、一人のロデオマンを通して見事に描ききったドラマの傑作。テーマ・脚本・配役・演技そして映像・音楽など、映画を構成するあるゆる要素が絶妙なバランスで融合した、ほとんど完璧とも呼べるべき作品。ロデオシーンは楽しいし、登場人物すべてにリアリティーがあるし、そしてなんといってもスティーブ・マックィーンが男の哀感を自然に漂わせながら粋(日本的?)で切なく格好いい。上映時間100分の至福と永続する感銘。
ラストシーン近くの主要キャストのストップモーションがたまらなくいい!
作品の詳細
作品名:ジュニア・ボナー 華麗なる挑戦 |
原作名:Junior Bonner |
監督:サム・ペキンパー |
脚本:ジェブ・ローズブルック |
公開:アメリカ 1972年8月2日、日本 1972年10月28日 |
上映時間:100分 |
制作国:アメリカ |
製作費:320万ドル |
興行収入:280万ドル |
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