その男の名はニードル(針)!ノルマンディー上陸作戦を背景に腕利きのドイツ・スパイを描いたサスペンス・スリラー!
ストーリー:ヒトラーの命を受けたナチスのスパイ、コードネーム”針”は連合軍の正確な上陸地点の情報を探っていた。遂に連合軍のノルマンディ上陸作戦を嗅ぎつけた”針”は証拠写真のフィルムをU-ボートにいるドイツ軍に渡すため単身ボートに乗り込む。しかしボートは嵐のため大破、”針”は離党に澄む夫婦に助けられた・・・。
出演:ドナルド・サザーランド、ケイト・ネリガン、イアン・バネン、クリストファー・カザノフ、フィリップ・マーティン・ブラウン、ビル・ナイ
★★★★★ 良質のスパイ映画、ただしアクションよりもひたすら心理戦
孤独です、スパイは。信じられないから信じたい、そんな衝動を逆手にとって、安全と引き換えに殺人を犯し、任務と欲望が絡まりあい、本来ならば、非情であるべきところに情を通じ。ノルマンジー上陸作戦が背後に無ければ、主人公の上質の布で仕立てられた服が、その任務から離れるにつれてボロボロになっていくように、外側がはがれ中身も削げ落ちという、擦り切れた心理戦、不毛の北の海の景色が何を象徴しているのか、わからなくなりそうです。深読みもできるし、報われないロマンスとしても、堕ちたスパイの末路とも取れる、良質の大人の映画です。
作品の詳細
作品名:針の眼 |
原作名:Eye of the Needle |
監督:リチャード・マーカンド |
脚本:スタンリー・マン |
公開:アメリカ 1981年7月24日、日本 1981年10月17日 |
上映時間:112分 |
制作国:イギリス |
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