自分の葬送を目撃した男の異様な体験を描くオカルト映画!!
ストーリー:イギリスの考古学者ジョン(ドナルド・サザーランド)は妻のローラ(ジュリー・クリスティ)と訪れたベニスで盲目の霊媒師と出会い、事故で失ったばかりの娘の溺死体の幻影を見る。謎の真相の糸をたぐりに、霊媒師を通じて娘とコンタクトを取り、意外な事実に突き当たる二人・・・。赤を基調とした烈しい色彩の、バロック的な映像の引力で目くるめく回想(フラッシュバック)へ引きずり込む・・・。
出演:ドナルド・サザーランド、ジュリー・クリスティ、ヒラリー・メイソン、クレリア・マタニア、マッシモ・セラート、レナート・スカルパ、ジョルジョ・トレスティーニ、レオポルド・トリエステ、デイヴィッド・ツリー、シャロン・ウィリアムズ
★★★★★ 赤頭巾ちゃん
映像や音楽など演出に独特の細かいこだわりのあるこの監督の作品はムードよく楽しめます。「ジェラシー」にそのその良さが一番出ていた と思いますが、本作も、 あらかじめ予定されている結論から フィルムを逆回転させて、さまざまな装飾を 加え1本の作品にしたような印象をもちました。公開時に観客から悲鳴が上がったというラストの場面にも注目。
★★★★★ 静かな恐怖・・・オカルト映画の傑作!
20代の頃に、映画館でこの映画を一人で見ました。なぜこの映画を見る気になったのかもう忘れましたが、もしかしたら「赤い影」というタイトルに強く惹かれたからかもしれません。あれから20数年経ち、ストーリーはほとんど忘れてしまいましたが、いくつかの非常に印象的なシーンの記憶と(不吉を暗示する赤の色、水、迷路のようなベネツィアの街、美しく官能的な夫婦のラブシーン、盲目の女性、喪服に身を包み船に揺られて運河をゆく妻、など)、作品全体に漂うひたひたと迫りくる恐怖感はその後も薄れることなく、いつかまた見たいとずっと思っていた作品でした。こうしてDVD化され長年の願いが叶って嬉しいです。凡百のオカルト映画とは一線を画す作品だと改めて思いました。最初に見た時は全然注意を払わなかったのですが、音楽もとてもいいです。もう少し時間をおいてまた見ようと思います。
★★★★☆ 赤の恐怖
とにかく細部にまで徹底的に“赤”にこだわったカメラワークに魅せられた。赤いコートの死体(水死した実娘)で始まり、赤いコートの謎の殺人者に因る凶行で幕を閉じるという冒頭→エンディングへの転換も見事。不条理サスペンス、カルトホラー好きは必見!!
作品の詳細
作品名:赤い影 |
原作名:Don’t Look Now |
監督:ニコラス・ローグ |
脚本:アラン・スコット、クリス・ブライアント |
公開:アメリカ 1973年12月9日、日本 1983年8月19日 |
上映時間:110分 |
制作国:イギリス、イタリア |
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