ジェレミー・アイアンズが一人二役に挑戦したサイコスリラー!
ストーリー:一卵性双生児のビヴァリーとエリオット(ジェレミー・アイアンズ)は揃って産婦人科医となり、一緒に病院を開業した。二人は何から何まで共有し、これまでうまくやってきた。女優のクレア(ジュヌヴィエーヴ・ビュジョルド)に出会うまでは・・・。ビヴァリーはエリオットだと勘違いしているクレアと体を重ねる。全てを共有する兄弟の間に初めて秘密が生まれ、クレアへの愛情が兄弟の精神を蝕みはじめるのだった・・・。
出演:ジェレミー・アイアンズ、ジュヌヴィエーヴ・ビュジョルド、ハイディ・フォン・パレスク、バーバラ・ゴードン、シャーリー・ダグラス、スティーヴン・ラック、ジル・ヘネシー、ジャクリーン・ヘネシー
★★★★★ 重くて暗いが忘れられない
エログロっぽいシーンも多少あり、内容は重くて暗めです。しかし、はっきり言えるのは、決して単なるホラーやスプラッタではないということ。静かに確実に、ストーリーが進んで行きます。初めて見たのは十数年前。心の奥底に、こびりつき染み渡る様な、かつ強烈な印象が残った作品です。全面的に理解、共感できる心理や状況が描かれている訳ではないのに、自分自身の心の深淵を覗いたような気分になったのも事実。年月を経た今、再度見ても、それは全く色褪せていませんでした。好みは分かれる作品かもしれませんが、私の中では「芸術的な作品」のひとつです。
★★★★★ ねじ曲がれ
実在した人物、事件をベースにしてるのは知っていたけど・・・ヒャーッ!ラストは本当の事件のアノ事を暗示してるよう。何故なのかクローネンバーグ作品のグロ映像の中で、ビジュアル的に最も自分のアタマの中に居座るのは意外にもこの映画の中の映像。あのオぺ着・・・『クラッシュ』、『スパイダー』やこの戦慄の絆辺りの精神的奇形が一番クローネンバーグ監督らしい作品だと思っています。もっとねじ曲がってください。ファンです。
★★★★☆ 精神的に痛さを感じつつも・・・
クローネンバーグ監督が、気になってレンタルした作品でした。精神的に痛さを感じつつも、最後まで見ないではいられませんでした。双子として産まれてしまった主人公の繊細で脆く壊れやすい精神の不安定さを、産婦人科というある意味閉ざされた世界を舞台に描かれています。一卵性双生児を演じた、ジェレミー・アイアンズが、神経質そうなふたりを演じ分けて、一度観たら、忘れられないかもしれません。
作品の詳細
作品名:戦慄の絆 |
原作名:Dead Ringers |
監督:デヴィッド・クローネンバーグ |
脚本:デヴィッド・クローネンバーグ |
公開:カナダ 1988年9月8日、日本 1989年6月10日 |
上映時間:116分 |
制作国:カナダ |
製作費:1300万ドル |
興行収入:1400万ドル |
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