ドラマ

駆逐艦ベッドフォード作戦

核の恐怖を具現化したS・ポワチエ主演戦争サスペンス!

ストーリー:NATO防衛の一端を担い、デンマーク海峡をパトロールするアメリカ海軍の駆逐艦ベッドフォードは未確認潜水艦をキャッチした。艦長(リチャード・ウィドマーク)は、偏執狂的な完全主義者で、越権行為をしても潜水艦の正体を突き止めようとしていた。そんな艦長に乗組員たちは、疲労と緊張で精神状態が極限にまで達していた。そんな時、ついに潜水艦が姿を現し・・・。

出演:リチャード・ウィドマーク、シドニー・ポワチエ、マーティン・バルサム、ジェームズ・マッカーサー、エリック・ポートマン、ウォーリー・コックス、マイケル・ケイン、コリン・メイトランド、ドナルド・サザーランド

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 軍備の恐ろしさを感じさせる

如何にシステムが理論上完璧に出来ていてもそれを操るのは人間、操作の誤りより人間性の問題が恐ろしい、我が国でも尖閣あたりで、心配になる、国防に従事する方々に見て貰いたい。

★★★★★ 冷戦の異常な雰囲気満載

スタンリー・キューブリック監督の名作『博士の異常な愛情』の海軍版のような作品。もっともストーリー展開は『白鯨』にも似ている。グリーンランドとアイスランドの間で、ソ連潜水艦を追い回す米駆逐艦が舞台。リチャード・ウィドマークが冷徹ながら実は臆病な心を抱えている艦長を見事に演じている。狂気と紙一重のような艦橋の重苦しい雰囲気はまさに映画の醍醐味だと思う。海軍もの、ことに潜水艦が絡んでくると、必ずでてくる不気味なソナー音が緊張感を高めるのに貢献している。

★★★★☆ 密閉空間における人間の限界

冷戦という言葉をそのまま表している映画だと思います。ドンパチを全面に押し出したものではなく、艦内での人間関係こそがこの作品の魅力だと思います。艦長を演じるリチャード・ウィドマークの演技力は見ているこっちも圧倒するものです。無言の圧力というものでしょうか。そういった雰囲気を醸し出すのが非常に上手い俳優だと思います。

作品の詳細

作品名:駆逐艦ベッドフォード作戦
原作名:The Bedford Incident
監督:ジェームズ・B・ハリス
脚本:マーク・ラスコヴィッチ
公開:アメリカ 1965年10月11日、日本 1965年11月12日
上映時間:102分
制作国:アメリカ、イギリス
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