ドラマ

ザ・リトル・ストレンジャー

ベストセラー作家サラ・ウォーターズの「エアーズ家の没落」を映画化したミステリアスなドラマ

ストーリー:1948年の夏。若い医師ファラデー(ドーナル・グリーソン)は往診に呼ばれ、200年以上に渡ってハンドレッズ領主館に暮らすエアーズ家を訪れる。ファラデーが幼い頃は隆盛を極めていたものの、その屋敷は今や荒廃の一途を辿り、住んでいるのは一家3人と若いメイド1人だけだった。戦争で傷を負った長男ロデリック(ウィル・ポールター)の治療に通ううち、姉のキャロライン(ルース・ウィルソン)と心を通わせてゆくファラデー。だが、不吉な運命に囚われた館では、次々と怪事件が起こる・・・。

出演:ドーナル・グリーソン、ルース・ウィルソン、ウィル・ポールター、リブ・ヒル、シャーロット・ランプリング、ハリー・ハデン=ペイトン、アンナ・マデリー、リチャード・マッケイブ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 物悲しい

最初はオカルトホラーなのかなと思いましたがそう来るとは。過去の領主の娘のことも原因は同じなのかもしれませんが言動の端々に何を優先しているのかが現れています。とても真面目に見えるんですが内には静かな狂気が宿っていたということでしょうか。これぞミステリーを映像化した雰囲気でそれぞれのシーンでいろいろ想像させられ最後まで飽きませんでした。ヒロイン?キャロラインの女優もガサツに見えるような格好や演技をされていますが本質的な綺麗さが見えてとても魅力的。あまり良い価値観や終わり方ではないかもしれませんが鑑賞後の印象は悪くないすごく良質なミステリー映画。あの女性より大事な物があるとは自分には信じられない。マニアックですね。

★★★★☆ ホラーサスペンス

イギリスらしい陰鬱とした描写で最後まで静かに不気味にストーリーは進みます。絶妙に伏線と答えを散りばめつつ超自然現象やスピリチュアルな側面を纏ってミスリードを促していますが、その実は内なる意識と邪悪さの発露を描いてます。派手さは皆無なので少々眠くなってしまうのが難点かもしれませんが、よく練られた映画だと思います。

作品の詳細

作品名:ザ・リトル・ストレンジャー
原作名:The Little Stranger
監督:レニー・アブラハムソン
脚本:ルシンダ・コクソン
公開:2018年9月21日
上映時間:111分
制作国:アイルランド、イギリス、フランス
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