スリラー

スイミング・プール

オゾンからの美しく知的な謎かけ、あなたはどう解き明かす?

ストーリー:イギリスのミステリー作家サラは、その人気とは裏腹に創作活動へ行き詰まりを感じていた。そんな彼女を見かねた出版社の社長ジョンは、南仏の別荘へ行くことを勧める。閑静な別荘で気分も新たに新作の執筆に取りかかるサラ。だがそこへ、社長の娘ジュリーが現れる。毎晩のように違う男を連れ込む奔放なジュリーに執筆を邪魔され、苛立ちを見せるサラ。だが、その感情は次第にジュリーへの好奇心へと変わっていき・・・。

出演:シャーロット・ランプリング、リュディヴィーヌ・サニエ、チャールズ・ダンス、ジャン=マリー・ラムール、マルク・ファヨール、ミレイユ・モセ、マイケル・フォー、ジャン=クロード・ルカス、フランシズ・クカ、エミリー・ガボイス・カーン

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ オゾン監督の最高傑作だと個人的には思っています。

オゾン監督の最高傑作だと個人的には思っています。とにかく、Sランプリングが素晴らしくてかっこいい。そして静かで怖いストーリもなんど見ても飽きません。冒頭、編集者と不倫していて、スランプで、身なりもおばさん臭く、髪もぱさぱさのみじめ〜な姿から、全く同じ状況なのに、自信に満ちて健康的、髪も綺麗にセットして化粧も服装も彩りを取り戻して、もう一度編集室にやってくるラストの主人公の姿にしびれます。小説家の妄想なのか、パラレルワールドなのか。解釈は分かれるところですが、エロチックな展開もあっさり加えて、それが悲恋ものにならないのはフランス映画ならではと言えるかも。大人の映画ですが、スリラー付きの人にも見て欲しい。とにかく素晴らしい映画です。最近オゾン監督はすっかりハリウッド資本に毒されてしまって、派手なストーリーに売り出し中の若い俳優を無理やり使った凡庸な作品ばかりになってきましたので、このような原点に再び回帰して欲しいものです。

★★★★☆ サラの一挙手一投足になぜか釘付けになっていた

前半は淡々と場面が流れるのだれど、一つのため息、パソコンを打つ指、部屋を移動する姿など、サラの一挙手一投足になぜか釘付けになっていた。ジュリアが登場してからはサラとの距離感の変化が見ているものにもリアルに伝わってくる。最近の映画のストーリーのように、どんどん話が展開するわけではないが、全く退屈することがないのは不思議なくらい。そして、結論・・・。見ているものを煙に巻いているようにも見えるが、これは作り手からの挑戦というか、働きかけである。すっきりしないのだけど、気になるしこの監督のほかの作品もぜひ見て見たいと思わせるような作品でした。

作品の詳細

作品名:スイミング・プール
原作名:Swimming Pool
監督:フランソワ・オゾン
脚本:フランソワ・オゾン
公開:フランス 2003年5月21日、日本 2004年5月15日
上映時間:102分
制作国:フランス、イギリス
製作費:700万ドル
興行収入:2200万ドル
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