“一流のワルたち(ジェントルメン)”が、500億円に群がった!
ストーリー:ロンドンに緊急事態発生。長年にわたる大麻の大量栽培・販売で財を成したアメリカ人ミッキー(マシュー・マコノヒー)が、ビジネスを売却し、引退するというウワサに暗黒街に激震が走った。その利権総額なんと500億円。目の色変えた強欲なユダヤ人大富豪、ゴシップ紙の編集長、ゲスな私立探偵、チャイニーズ&ロシアン・マフィア、さらには下町のチーマーまでもが跡目争いに参戦。一筋縄ではいかないジェントルメン=一流のワルたちによるダーティでスリリングな駆け引きが始まった・・・。
出演:マシュー・マコノヒー、チャーリー・ハナム、ヘンリー・ゴールディング、ミシェル・ドッカリー、ジェレミー・ストロング、コリン・ファレル、ヒュー・グラント、エディ・マーサン、トム・ウー、サミュエル・ウェスト、フランツ・ドラメー
★★★★★ テンポ良く楽しめます。
芸達者が集まっている。マシュー・マコノヒーの麻薬王、ヒュー・グラントのゲスな探偵。物語はこの2人が軸となり小気味良いテンポで展開します。脇役のチャーリー・ハナムもアーサー王かなんかの映画よりずっと活き活きしていますし、極めつけは怪しさ目一杯のコリン・ファレルのボクシング・コーチ、とても良いアクセントになっています。誰が最後に笑うのか、土壇場まで分からないところがミソ。楽しめました。
★★★★☆ 円熟味を増したクライム・コメディの名手
ガイ・リッチー十八番のクライム・コメディ。ただし、『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』や『ロックンローラ』の頃と比べると、監督自身が年齢を経たのを反映してか、主人公もそれなりの中年になっている。その結果、前述の作品に顕著にみられたヤンチャな感じや稚気が少し失われた代わりに、大人の円熟味が増したように思えた。また、現代のティーンに対する皮肉な視線が感じられ、その意味でも年を取ったといえるかもしれない。今後、ガイ・リッチーがどのような変容を遂げていくのかという興味を抱かされた作品でした。
★★★☆☆ 盛り上がりに欠ける
売れないルポライターが麻薬王のボディーガードに映画のシナリオ風に事件の真相を語るという、少しひねった構成です。いくつかの見どころと何度かのどんでん返しがありますが、ひねった構成を採用したことが災いして、没入感に乏しく盛り上がりにかけるところが残念でした。
作品の詳細
作品名:ジェントルメン |
原作名:The Gentlemen |
監督:ガイ・リッチー |
脚本:ガイ・リッチー |
公開:アメリカ 2020年1月1日、日本 2021年5月7日 |
上映時間:113分 |
制作国:アメリカ、イギリス |
製作費:2200万ドル |
興行収入:1億1500万ドル |
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