被告に圧倒的に不利な状況で始まった評決が、一人の陪審員による事件の究明によって次第に混迷を極めていくさまをスリリングに描く、名作『十二人の怒れる男』をリメイクした法廷ドラマ
ストーリー:治安の悪いスラム街で育ったひとりの青年が、父親殺しの容疑で裁判にかけられる。状況証拠や目撃証言は青年にとって不利なものばかりで、この裁判を傍聴した誰もが青年の有罪を確信していた。それを反映するかのように、12人の陪審員の最初の評決は11対1で有罪が圧倒的多数を占める。しかし、無罪を訴えた一人の男性の主張によって討論は白熱し、互いに名前も知らぬ陪審員たちは激論のうちにそれぞれの人間性を剥き出しにしていくのだが・・・。
出演:コートニー・B・ヴァンス、オジー・デイヴィス、ジョージ・C・スコット、アーミン・ミューラー=スタール、ドリアン・ヘアウッド、ジェームズ・ガンドルフィーニ、トニー・ダンザ、ジャック・レモン、ヒューム・クローニン、ミケルティ・ウィリアムソン、エドワード・ジェームズ・オルモス、ウィリアム・ピーターセン、メアリー・マクドネル
★★★★★ オリジナルを忠実にリメイク
リメイクを最初に観てからオリジナルを観たのですが最初に観たのがやはり好印象なのかリメイクのほうがスキです。99%は同じ部屋の中で撮影されている手法には驚きましたがそれだけ集中力を切らさないで迫力ある展開に釘付けになります。スケールの大きさやCGを駆使した映画と全く遜色ない映画です。キャストとスタッフのギャラと最小限の経費でかなりの低予算だとは思いますが、大金をつぎ込んだ大作が可哀想になるほどです。
★★★★☆ う〜む!・・・
映画は、劣悪な環境に閉じ込められてある事件を有罪or無罪について審議するわけだが狭い部屋の中で他人同士が集まって大変だあ・・・個人的な用事を度外してまで選出された人々は狭い部屋の中で他人同士が集まってやっぱり大変だあ・・・愚痴るのもわかるよねえ。そんな中で一人の無罪意見を巡って思わぬ方向へと話は展開するんだ。・・・今や日本でも裁判員制度が設定されて選ばれた市民は刑事さんと一緒になって事件を裁かなければならんのだ。精神的ストレスで体調を崩すと言うくらい過酷な仕事だ。女々しいけど・・選ばれたくはないなあ、じぃさんだからと言っても選出されたら容赦しないんだろうね。もし、仮に選ばれたらジャックレモンのように渋く論理的に話が出来るような心がけが必要だな・・・。
作品の詳細
作品名:12人の怒れる男 評決の行方 |
原作名:12 Angry Men |
監督:ウィリアム・フリードキン |
脚本:レジナルド・ローズ |
公開:1997年8月17日 |
上映時間:117分 |
制作国:アメリカ |
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