その町では”悪意”はすぐに伝染する・・・
ストーリー:新進作家、ベン・ミアーズ(ロブ・ロウ)は、新作の執筆のために子供時代に過ごした町セーラムズ・ロットに戻ってくる。彼は9歳のとき、”ブラディ・パイレーツ”のメンバーになるために、勇気試しに黒魔術が行われていると噂されるマースティン館に入り、そこで館の主が首を吊る現場を目撃、生贄となっていた子供の助け声を聴きながらも、恐怖で意識を失ってしまう。ベンは屋敷にかけつけた叔母の手によって助けられるが、少年はすでに死んでいた。もし、あのとき自分が恐怖に怯えなければ少年は助かっていたかもしれない・・・。その時の記憶に苦しみ続ける彼は、真実を書くことで自らの贖罪にしようと考えたのだ。だが、借りる契約だったマースティン館はすでにストレイカー(ドナルド・サザーランド)とバーロウ(ルトガー・ハウアー)という二人組の古美術商の手に渡っていた・・・。
出演:ロブ・ロウ、サマンサ・マシス、ドナルド・サザーランド、ルトガー・ハウアー、ジェームズ・クロムウェル、ダン・バード、アンドレ・ブラウアー、タラ・モーリス、ペニー・マクナミー、エリザベス・アレクサンダー、ジュリア・ブレイク
★★★★★ これは凄い…
やはりキング作品を映像化したものはTV版等の方が断然良い。劇場版は大コケが多い気がする。この死霊伝説はキングの映像作品の中でも群を抜いて素晴らしい出来だ。いや…数ある吸血鬼ものの中でもかなり高いレベルに位置すると言っていい。CG映像も安っぽいものではないし、要所要所だけに使っていて安いCGでゴテゴテ固めた最近のホラーとは違う。ちゃんとアナログの使いどころを弁えている。また町全体が徐々に吸血鬼に蹂躙され、過疎的な雰囲気を醸し出していく様子が巧く表現されている。破天荒な展開についてこれなくなっている町人達の心理描写も巧みに描かれている。久しぶりに緻密・・・どこか懐かしいホラー映像に出会えた。やはりホラー映画はこうでなくてはならない。
作品の詳細
作品名:死霊伝説 セーラムズ・ロット |
原作名:Salem’s Lot |
監督:ミカエル・サロモン |
脚本:ピーター・フィラルディ |
公開:2004年6月20日 |
上映時間:181分 |
制作国:アメリカ |
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