ドラマ

ローズ・イン・タイドランド

『未来世紀ブラジル』の鬼才、テリー・ギリアムが少女のたくましい想像力を、幻想的に映像化

ストーリー:元ロックスターのパパ(ジェフ・ブリッジス)と自分勝手なママ(ジェニファー・ティリー)をもつ、ジェライザ=ローズ(ジョデル・フェルランド)。ある日、ママはクスリのオーバードーズで、急死する。残されたふたりは、荒野に建つ今は亡きおばあちゃん家に辿りつくが、パパは早速、クスリで“バケーション”に出てしまう。ジェライザ=ローズは唯一の友達、バービー人形の頭たちと想像の世界で遊ぶしかなかった。そんななか、怪しい黒ずくめの幽霊女とウェットスーツを着た弟のディケンズ(ブレンダン・フレッチャー)と遭遇する。「私達、友達になれるかも!」とふたりに近づくのだが、ある晩、階下で眠るパパに大変なことが起きていた・・・。

出演:ジョデル・フェルランド、ジェフ・ブリッジス、ジェニファー・ティリー、ジャネット・マクティア、ブレンダン・フレッチャー、サリー・クルックス

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 安定のテリーギリアム作品。

ギリアムのファンなら好きだと思う、安定の救いようが無いブラックな世界観が炸裂していた。まるで、毒々しいピンク色の甘いクリームがたっぷり乗った低反発スポンジで出来たケーキを無理矢理にでも口に突っ込まされてる感じの消化不良感です。バンデットQの子供より救いようが無いし、誰一人まともじゃない(最後の方に出て来た蜜柑おばさん以外、本当に狂気の沙汰です)そんなギリアムの描く不幸な子ども達の冒険譚は、大人からしたらいろいろな解釈が出来ると思う。今回の映画は、狂気と正気の綱渡りを見ているようで、画面は美しくてハッピーなんだけど、泣けてくるほど不幸で孤独だった。

★★★☆☆ アリスを期待してはならない

正直、アリスのような空想世界を期待していました。そのため期待を裏切られた感(勝手に期待しただけですが・・・)が強く残ってしまいました。お決まりの展開ではない映画でしたので、半分観終わった時点で、どこに終着するのかなど想像がつきませんでした。刺激を得たい方には良いかもしれませんが、「現代版アリス」という言葉に惹かれた方は要注意かと思います(キャッチコピーに偽りがあるわけではありません)。幾分、抽象的なレビューになってしまいましたが、具体的に述べにくい「変な」映画ということで解釈していただけたら、と思います。噂にたがわず、主演の女の子は魅力的でした。

作品の詳細

作品名:ローズ・イン・タイドランド
原作名:Tideland
監督:テリー・ギリアム
脚本:テリー・ギリアム、トニー・グリゾーニ
公開:イギリス 2006年8月11日
上映時間:120分
制作国:イギリス、カナダ
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