いま明かされる “悪魔祓い(エクソシズム)”儀式の恐るべき真実
ストーリー:悪魔祓いの専門家マーカス牧師(パトリック・ファビアン)は、トリックまがいの儀式を自ら公表すべく、撮影スタッフとある農場を訪れる。そして信心深い父や兄と暮らす16歳の美少女ネル(アシュリー・ベル)に対し、牧師はいつも通り、煙の吹き出す十字架や悪魔っぽい音源と共に最後の偽エクソシズムを務めあげる。だがその夜、ネルは口から泡を吹き意識が混濁。悪魔が憑依したのか・・・。
出演:パトリック・ファビアン、アシュリー・ベル、ルイス・ハーサム、アイリス・バー、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、トニー・ベントリー、シャナ・フォレストール、ベッキー・フライ、デニース・リー
★★★★☆ この映画の本当の怖さとは…
表面だけ観れば派手さの無いエンターテイメント性の欠けた作品に(大方の日本人は)思われるでしょうね。そういう意味では(日本では)失敗作のレッテルを貼られそうです。個人的には、アメリカ本国で初登場一位の理由もなんとなく解るのですが…要はアメリカと日本の信仰対象の問題であって、アメリカの田舎町では未だにピューリタン的人々が多数おり、神が存在するのならば、すなわち悪魔も当然存在すると言う事を信じている、それは聖書に書かれているから。この作品は単にエクソシズムや悪魔憑きがメインなのでは無く、もっと本質的に、既に地域に古くから現在まで深く根付いている悪魔信仰の根源的な部分にまで迫る事により、身近な恐怖感を観客に味あわせようとしている。ただ、そこにたどり着くまでがリアリティ重視なのか、地味な演出が中盤位まで続く為、結構忍耐力がいるかも?わかりやすいホラーに期待して観に来た人はなんか肩すかしを喰らったような気分にはなるだろう(そういう人には「インシディアス」あたりが良いかも?)。でも最後まで観るとアメリカなんかでは、もしかしたらあの人やあの人も実は…っていう現実が身近にあり、有り得ない話では無いからこその恐怖感があるだろうな。それがラストに衝撃となって観客を襲うのだが、悪魔の存在にリアリティが感じられない日本じゃありふれたつまらないラストなんだろうな、たぶん。でも個人的には悪魔は平気な顔をして嘘をつき、正気な振りを装って人を騙すという事が、この作品を見終わってから分かるのが一番の怖さではないかと…そう考えると現代の日本でも、似たような人が周りに結構居たりしてコワッ!な世の中です(笑)。
★★★☆☆ 普通に楽しめる映画かな?
映画の設定が意外と新しくそれなりに楽しめる映画。私にはラストがわかりにくかったのでもう少し分かりやすく作ってもらえると良かったかな。観たあとにそんなに印象は残らないので、それなりのレベル。パッケージにはお金がかかってますが、中身にはそんなにお金がかかってない印象を受けました。設定が面白いので、もう少し頑張れば、かなり良い映画になったのでは?と思います。
作品の詳細
作品名:ラスト・エクソシズム |
原作名:The Last Exorcism |
監督:ダニエル・スタム |
脚本:ハック・ボトコ |
公開:アメリカ 2010年8月27日、日本 2011年10月8日 |
上映時間:87分 |
制作国:アメリカ |
製作費:180万ドル |
興行収入:6700万ドル |
Amazonで探す |
Amazonプライムで視聴する(字幕版) |
Amazonプライム30日間無料体験を試す |