ラブ・コメディ

殺したいほど愛されて

愛するがゆえ・・・殺しちゃってもいいですか?

ストーリー:ニューヨークに住む世界的な指揮者クロード(ダドリー・ムーア)は、若いイタリアの美人女優ダニエラ(ナスターシャ・キンスキー)と結婚し幸せの絶頂にいた。ある日、クロードのマネージャーのノーマン(アルバート・ブルックス)が、私立探偵ケラーからの報告書を受け取る。ケラーはクロードの助手ジュゼッペ(リチャード・リバティーニ)の勘違いでダニエラの動向を調査していたのだ。クロードは妻の浮気などまったく信用せず、ノーマンも報告書を見ないで捨てる。が、クロードはコンサートで共演するプレイボーイの人気バイオリニスト、マックス(アーマンド・アサンテ)が気になり始める。レストランでのバイオリン合戦でマックスと戦ったクロードは、ダニエラを問い詰めるが彼女は怒るばかり。ダニエラはノーマンの妻カーラ(キャシー・イエーツ)に相談する。クロードはケラーの事務所を訪れ、マンションの監視カメラの映像を見るが、映像が乱れていて画面の下半分しか分からない。そこにはアーガイル柄の靴下をはく男が映っていた。リハーサルでマックスの靴下を見たクロードは、指揮をしながら決心する。浮気をした妻は殺すしかない・・・。

出演:ダドリー・ムーア、ナスターシャ・キンスキー、アーマンド・アサンテ、アルバート・ブルックス、キャシー・イエーツ、リチャード・リバティーニ、リチャード・B・シャル

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 楽しさはこちらがアップ

オリジナルの“殺人幻想曲”の方が映画の完成度としてはいいのでしょうけれど、こちらも正にリメイクのお手本のような粋な演出が一杯。オリジナルは探偵がからんでくるのがちょっとまどろっこしいところがありましたが、こちらは愛妻にkeep an eyeのはずがprivate eyeと英語が苦手なイタリア人が勘違いというクスリとできる納得さで始まります。主演がダドリー・ムーアということもありますが、コメディとして随分パワーアップしているのも本当に楽しい。オリジナルの主人公はレックス・ハリソンですので妻の浮気なんて最初は全く意に介さないのですが、そこはやっぱりダドリー君の方は気になって気になって仕方ないのが何とも可笑しい。音楽ネタも豊富でミュージシャンでもあるダドリー・ムーアの芸達者ぶりも大いに満喫できます。何と言ってもクライマックスも、オリジナルのオーケストラの演奏曲に合わせて3パターンの殺人を夢想するのも盛り上がりましたが、こちらの弾けたリメイクは1パターンにぎゅっと濃縮してひたすら愉快に奥様殺人計画が盛り上がることになってます。ハロウィンの仮装にちなんでマヌケた仮面をつけてのサスペンスなんてもう絶品です。“殺人幻想曲”と2本続けて見ると楽しさ倍増です。

作品の詳細

作品名:殺したいほど愛されて
原作名:Unfaithfully Yours
監督:ハワード・ジーフ
脚本:ヴァレリー・カーティン
公開:アメリカ 1984年2月10日、日本 1984年9月15日
上映時間:96分
制作国:アメリカ
製作費:1200万ドル
興行収入:1900万ドル
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