孤独な青年の復讐心を描いた新世代ホラー
ストーリー:会社では社長に怒鳴られ、家に帰れば母親に小言を言われ、友達もいない孤独な青年ウィラード(クリスピン・グローヴァー)。そんな彼の友達は、地下室に住みついたネズミたち。彼はネズミを会社にまで連れていくが、それが社長に見つかり、あえなく殺されてしまう。その瞬間、彼の怒りに火がついた。復讐鬼へと変貌していく彼の行く末は・・・。
出演:クリスピン・グローヴァー、R・リー・アーメイ、ローラ・ハリング、ジャッキー・バロウズ、アシュリン・ギア、ウィリアム・S・テイラー、タイ・オルソン
★★★★★ B級ホラーだと思っていたら…
まったく期待してなかったのだけど、やばいぐらい面白かった。ストーリーの展開のさせかたがすごく巧い。追い詰められていく主人公。二転三転する息もつかせぬ緊張感。型にはまったストーリーじゃなくて、すごい奔放に、自由に発想をめぐらせてて、それでも全体を通してみると完成度が高い。理想的なストーリー作りじゃないかと。ホラーって、性格悪い人が作らないといいのができないんですよ。登場人物が如何に追いつめられ、必死で助かろうとしつつ、さらなる残酷な結末になるっていうのを考えるには。作った人、すごい性格悪いと思いますよ。ほんといい意味で。
★★★☆☆ ねずみと心を通わせる青年
物語の中核をなすのはねずみと心を通わせることが出来る青年で、心が通じるからこそ命令を聞かせられると思うのでそこにリアリティーがなきゃいけないと思うのです。ところが、そこまでねずみを愛していないような行動に出てむしろ虐待です。愛情もなしに利用されるほどおバカならあんな高度な統率の取れた行動はしないような気がしてしまいました。猫が襲われるシーンなど見所となるシーンもありますが主人公の気持ちが理解できないですね。特殊な映画なので怖いものみたさならいいかもしれません。スカッとはしないけど緊張感はあります。
作品の詳細
作品名:ウィラード |
原作名:Willard |
監督:グレン・モーガン |
脚本:グレン・モーガン |
公開:アメリカ 2003年3月14日 |
上映時間:100分 |
制作国:アメリカ |
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