ラスベガスで賭けたのは、”命”
ストーリー:主人公の結婚前の“独身さよならパーティ”として、カーター(キップ・パルデュー)ら男友達4人はラスベガスで落ち合う。彼らがギャンブルを楽しんでいる最中、セクシーな女性2人に誘われ、カーターら4人は現地のタクシーで、あるプライベート・パーティに参加する。パーティで行方不明になったマイクに会うためホステルへ向かうと拉致されたどり着いた先が、人が人を拷問し殺すことが出来る、会員制の“エリート・ハンティング・クラブ”だった・・・。
★★★★☆ ホステルじゃないけどスプラッタ映画としては好き
ホステル1、2を見てすごく刺激的で私欲的で魅力的な作品だったので、「続編はないか!?」とワクワクしながら探し出して今回ホステル3を見ましたが、全く別物の作品でした。『金持ちが殺人を楽しんでる』というのは変わりませんが、今回は金持ちが私利私欲で人を殺すというような描写は殆ど無く、殺人者はほぼモブです。キャラクターは良さそうなのになあ…と思うのにパパッと殺人ショーやってお終いなので、私利私欲で人を買って殺す金持ちの描写が好きだった私にとっては、前作と比べると期待とは違った作品でした。ただ、そういう映画だと思って見れば普通に面白い作品でした。前作の内容を期待してみるとガッカリしますが、これはこれでという感じ。どうしても気に食わない点があるとすればタイトルの『ホステル』が全く関係なくなっていること。ホステル一瞬しか出ないのに何でホステルって名前の映画なの?という感じでした。いっそ別タイトルにした方が売れそう。あと毎回何気に楽しみにしていた村の子供たちが出てこなくてちょっと残念だったww
★★★☆☆ 組織の人間が弱すぎる…(笑)。
シリーズ3作目の監督は1作目から製作に関わっているスコット・スピーゲルである(2010年製作)。舞台をラスベガスに移動、新境地で新展開を狙ったスピーゲル監督の意欲作ではあったが、辛口評価は免れなかった。確かに1、2作目の粘着系のどす黒い味が無くなり、軽快淡泊な演出効果で、毒々しさも薄味となっている。スプラッター場面や特殊メイク効果もあるにはあるのだが、見せ方が物足りなく衝撃感が今一か。<スピーゲルの持味である軽快な演出が、逆効果を生んでしまったかのようだ。>しかし、このシリーズは「ソウ」シリーズのジグソウの様な強烈なキャラクター造形が存在しないので、続編を製作するのは、難しい映画で、毎回の様に会員制拷問クラブ組織の暗躍を映すだけでは、ちと苦しい展開である。それでも本作は番外編と割り切って観れば、そこそこ楽しめる娯楽ホラーとして、水準作だと思う。
作品の詳細
作品名:ホステル3 |
原作名:Hostel: Part III |
監督:スコット・スピーゲル |
脚本:マイケル・D・ウェイス |
公開:2011年12月27日 |
上映時間:88分 |
制作国:アメリカ |
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