ドラマ

灰の記憶

ユダヤ人医師の体験にもとづく、人間の誇りと尊厳について問いかける真実の物語!

ストーリー:第二次世界大戦末期の1944年、ポーランド・アウシュビッツ強制収容所。そこには食事などの特別待遇とほんの4ヶ月の延命と引き換えに同胞をガス室へ送る「特別任務」を行うユダヤ人たち“ゾンダーコマンド”がいた。その一人、ホフマン(デイビッド・アークエット)はアブラモヴィッチ(スティーヴ・ブシェミ)や女性囚人ダイナ(ミラ・ソルヴィノ)たちと密かにある計画を立てていた。すこしずつ集めた火薬や武器で暴動を起こし、毎日山のような死体を焼き続ける焼却炉を破壊しようとしていたのだ。そんなある日、いつものように作業をおこなっていたホフマンは、ガス室で奇跡的に生き残った少女を発見する。ナチスのもとで働くユダヤ人医師ニスリの手当てもあり少女は一命を取りとめる。ムスフェルドSS軍曹(ハーヴェイ・カイテル)の監視のなか、ホフマンたちはこの少女を何とか助けようと危険をかえりみず奔走するのだった。果たして彼らは暴動を成功させ、少女を救うことが出来るのか・・・。

出演:デヴィッド・アークエット、ハーヴェイ・カイテル、ミラ・ソルヴィノ、スティーヴ・ブシェミ、ナターシャ・リオン、アラン・コーデュナー、ダニエル・ベンザリ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 重い銃声

こんなにも、銃声が重く響く作品はないと思います。 衝撃的なシーンが多く、暗い作品です。でも心に響きます。じわじわときます。もう、決してこんなことが起こらないように、起こらせないようにと。心に刻まれた数々のシーンは、戦争の悲劇、戦争時だからこその心理。これが現実なんだと思いました。

★★★★☆ ユダヤ人収容所での暴動の話である。

ユダヤ人に同族のユダヤ人の死体の処理をさせるというのは本当に言葉にできないことであると思う。死体の中には自分の妻や子供や孫がいて、その死体を自分が燃やすというのはこの世の地獄ではないか。なぜユダヤ人は殺されるのをじっと待っているか?どうせ死ぬなら戦って死ぬほうがいいのではないか。この心理状況は本人達にしかわからないことではあると思うが・・・。

作品の詳細

作品名:灰の記憶
原作名:The Grey Zone
監督:ティム・ブレイク・ネルソン
脚本:ティム・ブレイク・ネルソン
公開:アメリカ 2002年10月18日、日本 2003年5月24日
上映時間:109分
制作国:アメリカ
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