ドラマ

マイ・ビューティフル・デイズ

あなたのことばかり、考えている

ストーリー:ビリー(ティモシー・シャラメ)は人づきあいが苦手で無口な高校生。彼が気になるのは英語教師でどこか憂いのあるスティーヴンス先生(リリー・レーブ)。ある週末、ビリーはクラスのリーダー的存在の女の子マーゴット(リリ・ラインハート)に誘われ、陽気なサムと、引率を引き受けたスティーヴンス先生の4人で車に乗り«演劇大会»に参加することに。一方スティーヴンス先生は、出発前に校長から心配ごととして、ビリーには行動障害があり薬を飲んでいることを告げられる。先生に少しでも近づきたいビリーは、彼女のことを「レイチェル」と呼んだり、朝2人で出掛けるべく声をかけたり、ホテルの部屋を訪れたりと積極的なアプローチをする。生徒との関係には細心の注意を払いたいスティーヴンス先生だったが、真っ直ぐ感情をぶつけてくるビリーに翻ろうされ・・・。

出演:ティモシー・シャラメ、リリー・レーブ、リリ・ラインハート、アンソニー・キンタル、ロブ・ヒューベル、オスカー・ヌニェス、グラント・ジョーダン、タミール・ヤーデン

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ ビリーがまぶしい

ジュリア・ハート監督、2016年の作品。あまり期待せずにみたのですが、とんでもない!とても良い作品でした!原題は「Miss Steven」。高校生ビリー(ティモシー・シャラメ)のクラス担任レイチェル・スティーブン(リリー・レーブ)の名前がタイトルになっています。そう、ビリーじゃなくてこの先生が主人公の映画です。なんとなく作品の広告をみると、ティモシーが主人公みたいにみえる・・!でも映画を見終わって、ビリーが主人公でもあるのだと感じます。レイチェル先生と、ビリーを含めた高校生3人が演劇大会で過ごす3日間・・この3日間のうちの登場人物の心の動きが実に豊かに描かれています。そして最終選考でビリーが披露する演技は必見!「あるセールスマンの死」の一部を見事に演じています。レイチェルは一見、子どもたちの気持ちに寄り添える良い先生。ただ、それは表面的なことでしかない・・・「教師という仕事を続けていくためには、生徒に深入りしないこと」みたいな台詞がでてくるけど、いた仕方なくそんなことをしているうちに、自分の思いを封じ込めるのが常となってしまったレイチェルの悲しさが浮き彫りになっていく。一方、行動障害とされているビリーは、実はすごくまともな感性をもっている子です。正直でやさしくて素直な心も持ち合わせている。二人の対比がこの作品の大きな軸になっているのだとだんだん気づかされる展開。人間にとってかなり大事なものが備わっているビリーがまぶしいほどに感じ・・自分が失くしているものにも気づかされる思いでした。

作品の詳細

作品名:マイ・ビューティフル・デイズ
原作名:Miss Stevens
監督:ジュリア・ハート
脚本:ジュリア・ハート
公開:アメリカ 2016年9月16日、日本 2019年11月1日
上映時間:86分
制作国:アメリカ
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