『タクシー・ドライバー』『レイジング・ブル』の名コンビ、マーティン・スコセッシ監督×ロバート・デ・ニーロがタッグを組んだドラマティック・コメディ!
ストーリー:ニューヨークに住むパプキン(ロバート・デ・ニーロ)は人気コメディアン、ジェリー・ラングフォード(ジェリー・ルイス)の大ファン。ある日、やはり熱狂的なラングフォード・ファンであるマーシャと知り合い、2人で大胆な作戦をくわだてる。なんとラングフォードを誘拐し、替わりにパプキンがTVショーに出演しようというのだ。ラングフォードを縛りあげ、TV局に向かうパプキンだが・・・。
出演:ロバート・デ・ニーロ、ジェリー・ルイス、ダイアン・アボット、サンドラ・バーンハード、シェリー・ハック、トニー・ランドール、エド・ハーリヒー、フレデリック・デ・コルドヴァ、マーゴ・ウィンクラー、マーティン・スコセッシ
★★★★★ 奇妙にせつない映画 デニーロさすが
夢はあるけど孤独と屈折を抱え異常な行動をおこしてしまう主人公。そんな人間の滑稽さと哀しさをこうも表現できるのはデニーロならでは。事務所から追い出されたシーン。スーツケースから取り出したパンにかじりつく、そのデニーロの一瞬の表情、佇まい。なぜか切なくなります。念願の独演ショーで、爆笑をとってはいるけど、名のパプキンを「パンプキン」と揶揄されるネタでもわかる通り、常に人に侮られる人生をおくってきたであろうことが感じられます。この映画は主人公の異常さや意表をつくストーリーよりも、そんな人間の「哀しさ」が喜劇を題材にしているからこそ強烈に心に残るところに価値があるのだと思います。
★★★★☆ 観る者の立場で評価の分かれる映画
この映画は観るものの立場によって、主人公の行動を肯定できる者と否定する者に分かれそうだ。「どん底で終わるより一夜の王になりたい」のシーンが最も印象に残った。芸能界で有名になりたい多くの売れない芸人達の願望なのだろう。
作品の詳細
作品名:キング・オブ・コメディ |
原作名:The King of Comedy |
監督:マーティン・スコセッシ |
脚本:ポール・D・ジマーマン |
公開:アイスランド 1982年12月18日、日本 1984年5月19日 |
上映時間:109分 |
制作国:アメリカ |
製作費:1900万ドル |
興行収入:250万ドル |
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