娘の命を奪った一発の銃弾が、“狂気”を呼び覚ます・・・
ストーリー:犯罪に手を染めていた過去を清算し、妻と娘と幸せな生活を送っていたポール(ニコラス・ケイジ)。しかし幸せな生活は一瞬にして地獄と化す。たった一発のソビエト製トカレフで最愛の娘が何者かに殺害されたのだ。途方もない悲しみは、やがて歯止めがきかない怒りへと変わり、復讐心に燃えるポールは、昔のギャング仲間と共に娘を殺害した犯人を探し始める・・・。ロシア・マフィアが娘の殺害に関与している噂を聞きつけたポールたちは、壮絶な復讐劇を始める。トカレフに秘められた謎、張り巡らされた罠、躍動する狂気・・・娘の死の背後に潜む驚愕の真実が明らかになった時、闇に葬り去ったはずの”悪”が甦る・・・。
出演:ニコラス・ケイジ、レイチェル・ニコルズ、マックス・ライアン、マイケル・マグレイディ、ピーター・ストーメア、パシャ・D・リチニコフ、パトリス・コル、ウェストン・ケイジ、マックス・ファウラー、オーブリー・ピープルズ、ダニー・グローヴァー
★★★★☆ アクションでもバイオレンスでもなく、割と真面目な教訓めいた映画
厳しい評価が多いけど、個人的にはそこまで悪くは無かったです。因果応報とか、その手の“人を諭す系”の映画ですねこれは。ストーリー自体はよくある「家族を殺された男の復讐劇」なので一見するといつものパターンに思えますが、決してそれ系の映画ではなく、アクションやバイオレンス満載の主人公の活躍を期待しちゃうと、望んだようには話が展開しない上にあの最後ですから、受け入れ難いでしょうけど。映画は「娘を殺した犯人を捜して復讐する」ことを目的として展開していきますが、ニコラス・ケイジ演じる父親が実は過去に色々と犯罪に関わっていた裏社会の人間で、そのために疑心暗鬼に囚われ、自分を恨んでいそうな相手を片っ端から見つけ出して倒していきます。そしてラストで知ることになる事件の真相と、そこから襲ってくる虚脱感、がメインテーマですかね。このラストシーンのために長い時間をかけて主人公を暴れさせていたんだということが分かります。映画と違って現実はやり直しが利かないわけですし、この映画を教訓として「早まった判断」で物事を進めないようにしたいですね。いい映画だと思います。
★★★☆☆ ケイジってかんじ
ニコラス・ケイジの良さが、出ていないですね。後味の悪さが、何とも言えないです。
★★★☆☆ トカレフとは何ぞや?ー中年三人組の絆の由縁は?
ニコラス・ケイジ主演の渋い犯罪映画。誘拐されて殺された娘の復讐のために、かつての悪友たちとともに街のロシアン・マフィアとの抗争の深みにハマってゆき、収拾がつかなくなって・・・。軽はずみと思い込みから始まった展開がむなしいラストにつながる。仲間たちとの異数な親密さのわけが徐々に明かされるのがクライマックスなのだが、払った犠牲の大きさ、残された死体の多さを考えるに、ケイジはじめいい大人にしては知能低く行動が粗暴すぎてまったく共感できなかった。トカレフとの題名に反して、主人公のメイン武器が鋭利な刃物なのも、なんだかw
★★☆☆☆ 期待していたのに・・・
兎に角後味の悪い物でした。 どこが「秘密」でどこが「罠」でどこが「狂気」かと突っ込みたくなる。残念です。
作品の詳細
作品名:トカレフ |
原作名:Tokarev |
監督:パコ・カベサス |
脚本:ジム・アグニュー |
公開:アメリカ 2014年5月9日、日本 2014年6月7日 |
上映時間:98分 |
制作国:アメリカ |
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