超能力を持った青年が、他人の夢の中に入る!
ストーリー：人間の夢の中に侵入せよ、そして悪夢の根源を断ち切れ。超能力を持つ青年アレックス(デニス・クエイド)は、とある研究所が行うプロジェクトに参加することになった。そのプロジェクトとは、悪夢に悩まされる人の夢に入り込み、原因を探り悪夢の根源を絶つというものだった。ところが、プロジェクトの裏には政府高官による大統領暗殺計画が隠されており・・・。
出演：デニス・クエイド、ケイト・キャプショー、クリストファー・プラマー、マックス・フォン・シドー、デヴィッド・パトリック・ケリー、ジョージ・ウェント、エディ・アルバート、クリス・マルケイ
★★★★★ 『ザ・セル』の元ネタ？ハリウッド版「サイコダイバー」！
秀逸なアイディア！ストーリーも面白い。悪夢の世界を表現するため、わざと歪んだ壁や階段のセットを造って撮影している。昔、この映画をTVのロードショーで見て、夢枕獏のサイコダイバーシリーズを思い浮かべた。どちらの作品が先に発表されたのか気になる。最近では、ジェニファー・ロペスの『ザ・セル』の元ネタのようにも感じる。『ザ・セル』と同じか、それ以上に面白い。20数年前にTVで見て以来、ずっと記憶に残っていた作品。ぜひもう一度見たいと思っていた。いつの間にか、DVDやブルーレイが出ていたとは。やっぱり、面白い映画は必ず復活するんだね。
★★★★★ ＳＦ黄金期の日本未公開の傑作
日本未公開ながら、その卓越したアイデアと特撮で、当時のＳＦファンから非常に高い評価を受けた第一級のエンターテイメント作品。ストーリーは、他人の夢の中に自分の意識を同化させられる特殊能力を持つ主人公＝デニス・クエイドが、アメリカ大統領に毎夜核戦争の悪夢を見させ、大統領の失脚を目論む組織との対決を描く、ＳＦアクションもので、特に大統領が見る核戦争後の悪夢の世界で、主人公と大統領の命を狙う蛇人間との死闘が最大の見せ場。キャストも豪華で、主演のデニス・クエイドの他に、マックス・フォン・シド―。クリストファー・プラマー。エデイ・アルバートなどの名優が共演。シンセオンリーのモーリス・ジャールの音楽も秀逸。今回のソフトには特典として日本語吹き替え（中村氏。宮川氏。家弓氏などのベテラン声優陣がアテてる）つきなのも嬉しいところだ。『遊星からの物体Ｘ』や『ターミネーター』などと並びＳＦ黄金期の８０年代の日本未公開の傑作をぜひ堪能してもらいたい。
作品の詳細
| 作品名：ドリームスケープ |
| 原作名：Dreamscape |
| 監督：ジョセフ・ルーベン |
| 脚本：デヴィッド・ローリー |
| 公開：アメリカ 1984年8月15日 |
| 上映時間：99分 |
| 制作国：アメリカ |
| 製作費：600万ドル |
| 興行収入：1200万ドル |
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