19世紀半ばのルイジアナの大農園を舞台に、奴隷問題にメスを入れたK・オンストットのベストセラーを映画化
ストーリー:牧場のように黒人奴隷を育て売買する農園主マクスウェル(ジェームズ・メイソン)とその息子ハモンド(ペリー・キング)。ハモンドは名門の娘ブランチ(スーザン・ジョージ)と結婚するが、彼女が処女でなかったために怒り狂い、愛情を美しい黒人女に注いでいた。そしてブランチは、夫のお気に入りである“マンディンゴ”と呼ばれる優良種のミード(ケン・ノートン)を寝室に引き入れる。やがて黒人女はハモンドの子をみごもり、ブランチは黒い赤ん坊を産み落とす・・・。
出演:ペリー・キング、ジェームズ・メイソン、スーザン・ジョージ、ケン・ノートン、ブレンダ・サイクス、リリアン・ヘイマン、リチャード・ウォード、アール・メイナード
★★★★★ 米国史の暗部を暴き出した名作
アメリカの黒人奴隷の歴史の闇を暴き出した衝撃のドラマです。この作品は、タランテーノの『ジャンゴ』に見事に引き継がれています。
★★★★★ マンディンゴ
黒人奴隷制度を描いた映画は数多くあるが、その中でも異質で、奇妙な雰囲気の映画であると感じた。冒頭30分は当時の白人たちの奇妙で非人道的であり、残酷な風習が描かれる。あまりに自然に残酷な非人道的行為が描かれるために、冒頭から頭がクラクラするような感覚に襲われる。本作の主人公ハモンドは黒人女に惚れ、黒人に理解があるように見えるのだが・・・ラストの展開は胸が痛むシーンの連続である。徹底してブラックにブラックに物語が進んでいく、だが観ていて惹きこまれる素晴らしい作品である。
作品の詳細
作品名:マンディンゴ |
原作名:Mandingo |
監督:リチャード・フライシャー |
脚本:ノーマン・ウェクスラー |
公開:アメリカ 1975年5月7日、日本 1975年10月18日 |
上映時間:127分 |
制作国:アメリカ |
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