一見親しげな隣人だが実は偽名で、過去を隠した元テロリストだった。現代の人間関係の闇に迫るサスペンススリラー!
ストーリー:大学でテロリズムの歴史を教えているマイケル(ジェフ・ブリッジス)はワシントン郊外で幼い息子と暮らしていた。ある日、花火で大やけどを負った少年を助けた。最近、隣りに引っ越してきたラング家の子供だった。両親のオリバー(ティム・ロビンス)とシリル(ジョーン・キューザック)夫妻は彼に感謝し、以来、両家の交際がはじまる。が、マイケルはオリバー宛の同窓会案内から疑念を抱く。彼の学歴詐称の調査をするうち、彼らがなにか企みを持った集団の一員であることに気付き始める・・・。
出演:ジェフ・ブリッジス、ティム・ロビンス、ジョーン・キューザック、ホープ・デイヴィス、ロバート・ゴセット、メイソン・ギャンブル、スペンサー・トリート・クラーク、スタンリー・アンダーソン、ローラ・ポー
★★★★★ テロリスト=マインドコントロールの本質が良く描かれている
テロリストというと、何かいかにも犯罪を犯しそうな異質な人間というイメージが強いが、実際は善良な市民を装って潜んでいるということは、マインドコントロールの第一線の研究者にも証明されていることです。初めから、ターゲットを絞って周到に準備し、近づきそのターゲットの信頼を得て、自分たちの目的達成の道具にしていくという彼らの姿は素人の目からすると「まさか」と思いがちですが、自分たちの息のかかった人間をあらゆる方面に配置していることを考えると、テロリストとマインドコントロールはセットになっているということがわかります。多少の伏線の無理はあるとしても、この映画はよくそれが描かれていると思います。
★★★★☆ 得体のしれない隣人が近くにいたら
どうするだろうか?監視するか通報するか、正体を突き止めたくなるだろう。そんな閑静な住宅街に住む親子に起きた、恐ろしい物語。当時は911以前で史上最大の死傷者をだした、オクラホマシティ連邦政府ビル爆破事件が起き、犯人がホームグロウン(国内で育ったアメリカ人)テロリストだったことで、アメリカ中に衝撃が走った。何せ仲良しだったあの家族さえも信用できない、もしかしたらテロリストかもと言うような状況になってしまったのだ。そんな状況がアメリカ中で起きていたさなかに作られた….そんな状況を想像しながら見るとなおさら恐ろしい映画だ。
作品の詳細
作品名:隣人は静かに笑う |
原作名:Arlington Road |
監督:マーク・ペリントン |
脚本:アーレン・クルーガー |
公開:アメリカ 1999年6月9日、日本 1999年4月17日 |
上映時間:117分 |
制作国:アメリカ |
製作費:3100万ドル |
興行収入:4100万ドル |
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