西部劇映画

ペイルライダー

男は正義のために、銃をとる

ストーリー:ゴールドラッシュ時代のカリフォルニア州。鉱山主のラフッド(クリス・ペン)は、金が豊富なある峡谷から貧しい開拓民たちを追い出そうとたくらみ、ストックバーン保安官も味方にして峡谷の支配を開始する。そこへ正体不明のガンマンが現われて開拓民たちに味方し、人々は彼のことを“プリーチャー(牧師)”と呼ぶようになる。やがて峡谷をあきらめられないラフッドは“プリーチャー”を殺そうとすご腕の殺し屋集団を雇い、峡谷に送り込むが・・・。

出演:クリント・イーストウッド、マイケル・モリアーティ、リチャード・ダイサート、キャリー・スノッドグレス、シドニー・ペニー、クリス・ペン、ダグ・マクグラス、ジョン・ラッセル、チャールズ・ハラハン

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 文句なしの傑作

名作『シェーン』への愛に溢れた、イーストウッド西部劇屈指の傑作。名手ブルース・サーティースの手による圧倒的な映像美、少女の祈りに現われるイーストウッドの神々しいまでの美しさ、少女の叫びがこだまするなか去っていくイーストウッドの後ろ姿。文句なしの傑作。

★★★★☆ 美しい映画である

遠い山並みや、木々の紅葉など自然の風景が美しく描写されていて、まさにブルーレイの本領を発揮できる作品である。特に、晴れ渡った空の「目にしみる青さ」が印象的で、それが家屋の中の暗さとコントラストをなしていて何とも心地いいのだ。ただ、少々欠点も目に付く。晴れた屋外の解像度はかなり高いのだが、曇天時や屋内の暗いシーンでは、ノイズが増えて解像度が一気に下がってしまうのだ。おそらくフィルムの感度の低さによるものだと思うが、風景描写が美しいだけにその落差が余計に気になるのだ。話の内容も、クリント・イーストウッドのいつも通りのストイックさは好感が持てるが、ラストはもっと盛り上げても良かったのかなとも思う。少々淡々としていた感は否めないのだ。ただ、そうはいっても彼の人間を見つめる目は、相も変わらず優しく慈愛に満ちている。悪に対しては容赦はないが、市井の人々へは寛容であり、理解を示す。クリント・イーストウッド…決してブレる事のない男である。

作品の詳細

作品名:ペイルライダー
原作名:Pale Rider
監督:クリント・イーストウッド
脚本:マイケル・バトラー
公開:アメリカ 1985年6月28日、日本 1985年9月21日
上映時間:116分
制作国:アメリカ
製作費:690万ドル
興行収入:4100万ドル
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