ミュージカル

ペンチャー・ワゴン

ロングランを記録したブロードウェイの舞台を映画化したミュージカル西部劇

ストーリー:ゴールドラッシュで賑わう西部。金鉱捜しの1人、楽天家だが大酒飲みのベン・ラムソン(リー・マーヴィン)は、偶然知り合ったパードナー(クリント・イーストウッド)を気に入り共同生活を始める。やがて女っ気が恋しくなってきた頃、ベンは2人の妻を連れた男と出会い、若く美しい妻エリザベス(ジーン・セバーグ)を買いとった。だが3人で暮らすうちに、パードナーもエリザベスを愛するようになってしまう。慌てるベンに対し、エリザベスは「女が2人の夫をもっても悪くない」と開き直るが・・・。

出演:リー・マーヴィン、クリント・イーストウッド、ジーン・セバーグ、トム・リゴン、レイ・ウォルストン、ハーヴ・プレスネル、アラン・バクスター、ポーラ・トルーマン、ウィリアム・オコンネル、スー・キャセイ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★☆ 一風変わった好事家向けウェスタン・ミュージカル

ミュージカル仕立てのコメディ・ウェスタンという珍しい作品ですが、観ていて特に違和感はありません。全編を通して重厚なコーラスなどの歌声に圧倒され、これは確かにミュージカルだなと認識させられます。音楽関係クレジットにネルソン・リドルやアンドレ・プレヴィンがありますので、いい加減でないことが見てとれます。L.マーヴィンとC.イーストウッドの対照的な演技が役柄に合って楽しめます。二人ともこの頃(1969年)が全盛期なのですね。オマケに歌唱(本人か吹替かは敢て追及しません)まで聴けますが、マーヴィンは、容貌、そのままの低音が渋いですね。ジーン・セバーグは目立つような代表作には恵まれなかったようですが、本作では健闘していて、その良さが十分出ていると思います。粗削りなストーリー展開も、西部開拓時代を彷彿とさせ興味深いです。定型的な西部劇を見飽きたファン向けの作品と申せましょう。

作品の詳細

作品名:ペンチャー・ワゴン
原作名:Paint Your Wagon
監督:ジョシュア・ローガン
脚本:アラン・ジェイ・ラーナー、パディ・チャイエフスキー
公開:アメリカ 1969年10月15日、日本 1969年12月20日
上映時間:164分
制作国:アメリカ
製作費:2000万ドル
興行収入:3100万ドル
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