これが、もうひとつの『マッドマックス』だ!
『アニマル・キングダム』とこの連打でデヴィッド・ミショッドはこの世代最強の監督だと証明して見せた
ストーリー:世界経済の崩壊から10年後、鉱物資源を求める無法者たちの巣窟と化したオーストラリア。命より大切な車を奪われた孤独な男、彼にはどうしてもその車を取り戻さなければならない理由があった。愛する家族に置き去りにされた男。彼にもつけるべき落とし前があった。弱肉強食の荒野に捨てられた二匹の負け犬が繰り広げる執念の追跡、そして執拗かつ冷徹な奪還と復讐。愛するものがすべて消えた世界、美しく、切ないほどに雄大な世紀末の大地で繰り広げられる、哀愁と慟哭のバイオレンス・チェイス。男たちは、なぜ涙を流すのか! ?
出演:ガイ・ピアース、ロバート・パティンソン、スクート・マクネイリー、ジリアン・ジョーンズ、デヴィッド・フィールド、タワンダ・マニモ、アンソニー・ヘイズ、スーザン・プライヤー
★★★★★ 観る人を選ぶ作品
タランティーノが絶賛した=万人受けするエンターテイメントではありません。それは、彼の今までの私的ベスト映画を調べてみれば分かるはず。極端にまで無駄を排した映画。唐突に、時にあっけないとさえ言える暴力描写。静かなシーンでも常につきまとう緊張感。映画でありながら、行間を読ませるような作品です。誤解を恐れずに言えば、北野武の極道映画に近い雰囲気です。一部の特殊(特別ではなく)な人には心に刺さりまくります。私にとっては、死ぬまで忘れられない映画になりました。
★★★★☆ 記憶に残る低予算映画
本作、「間」を大切した作品と言える。マイケルベイやウォルターヒルばりの目まぐるしいカット割りを乱用する近年のアクション映画に見慣れたせいか、非常に新鮮味を感じさしてくれる作りだ。更にサウンドトラックの使用ポイントも好感が持てるし、斬新な音階旋律は映像を盛り上げるに効果的だとも感じれる。重ねてそのミニマムな使用方法は、Macでチョチョイと作った様な安っぽい楽曲を必要過多に使用するハリウッド映画を一笑している様で清々しくもあった。何度も見る類いの映画ではないかもしれないが、見終わった後の残尿感がまんざら悪くなかった「記憶に残る」本作である。
★★☆☆☆ 退屈
説明も少なくただ犯人を追っていく描写だけなので飽きてきます。少しぐらいなぜ車が大切なのか?の説明があったほうが良いです。似たような映画でメル・ギブソンの『ブラッド・ファーザー』という映画がありますが、あっちの方が倍以上面白いです。
作品の詳細
作品名:奪還者 |
原作名:The Rover |
監督:デヴィッド・ミショッド |
脚本:デヴィッド・ミショッド |
公開:オーストラリア 2014年6月12日 |
上映時間:102分 |
制作国:オーストラリア |
製作費:1200万ドル |
興行収入:320万ドル |
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