ラブ・ロマンス

カンバセーションズ

10年ぶりに再会したかつての恋人同士が、戸惑いつつも次第に若い頃の感情を甦らせていく様子を繊細なタッチで描く

ストーリー:マンハッタンのホテルでのウエディング・パーティで再会した昔の彼。すべてが想い出になったと思っていたのに、止まっていた時計の針が動き出す。始めは互いにクールな態度でぎこちない会話。やがて心の中の探り合い。女と男のリアルな会話<カンバセーション>が響く都会の一夜の物語・・・。

出演:アーロン・エッカート、ヘレナ・ボナム=カーター、ノラ・ザヘットナー、エリック・アイデム、ブライアン・ジェラティ、ブリアナ・ブラウン、オリヴィア・ワイルド、セリーナ・ヴィンセント

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ この映画、すごく好きです。

シネスイッチ銀座の前を通ったとき、なんとなく興味を引かれて見たら、期待以上にいい映画でびっくり!好きな恋愛映画BEST5に入ります。画面を2分割にする手法は慣れるまで少し時間がかかったけど、慣れてくると一つのシーンを男女それぞれの視点で見ることができるので、両方に公平に感情移入できます。それにしても、映画公開時のコピーを考えた人はスゴイ。「男はズルいロマンチスト、女は罪なリアリスト」。まさに、「言い得て妙」です。このコピーが映画の全てを語ってると思います。アーロン・エッカートは知的でチャーミングなキャラクターが似合いますね。『サンキュー・スモーキング』のときも話術でで人をまるめこむ役だったし。淡々としてるけど、空気を読んでクスッと笑わせるのが上手な役者さんです。

★★★★☆ 本当にしみじみいい作品です

ヘレナ・ボナム・カーターのファンなのでこの映画を見たのですが、いや、こんなにいい作品だとは思いませんでした。
昔つきあっていた恋人たちが、ある結婚式で数年ぶりに顔をあわせることになった、お互い多少は老けていたけれど、まだ気持ちは残っている、魅かれているのだけれど、今はもう互いに別のパートナーがいる、けれど、当時はただ若気の至りで別れてしまった、その時の気持ちをいまだに忘れられない・・・そこで主人公たちは、その気持ちを持て余したままどう行動したのだろうか??人間誰しも30代以降になればいろんなことを経験しています。恋愛というのは、清く正しく真直ぐだけで済むもんじゅない、理屈じゃない、ということをわかった世代にぜひ見てもらいたい作品です。人生、いろいろとあります。世間の常識ではやってはいけないこともある、けれど人にはそれぞれの事情ややむにやまれぬ感情あって・・・様々な行動をいちがいに断罪することはできない。誰しもが人生の中で、一度はたぶん経験したに違いない甘くて苦い過去の記憶をこの作品は、なつかしくも哀しくも思い出させてくれます。身近な感覚で、かつ、格調高く・・・
ヨーロッパ映画が好きな人には特にお薦めだと思います。

作品の詳細

作品名:カンバセーションズ
原作名:Conversations with Other Women
監督:ハンス・カノーザ
脚本:ガブリエル・ゼヴィン
公開:アメリカ 2006年8月11日、日本 2007年2月9日
上映時間:84分
制作国:アメリカ、イギリス
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