エヴァは何故、娼婦に身を落としたのか?
注目の演技派俳優ホアキン・フェニックス、ジェレミー・レナー豪華競演で魅せる、大人の色気漂う官能サスペンス
ストーリー:自由の女神に迎えられると信じ、アメリカ・ニューヨークへ妹と二人で移住してきたエヴァ(マリオン・コティヤール)。しかし、妹とは引き離され、理不尽な理由で入国を拒否される。強制送還を待つエヴァに救いの手を差し出したのは、彼女の美しさにひと目で心を奪われたブルーノ(ホアキン・フェニックス)だった。女たちを劇場で躍らせ、売春を斡旋する危険な男だ。彼の手引きで娼婦へと身を落としていくエヴァ。彼女に想いを寄せるマジシャンのオーランド(ジェレミー・レナー)に見た救いの光も消えてしまう。生きるために彼女が犯した罪とは? ある日、教会を訪れるエヴァ。今、告解室で、エヴァの告白が始まる・・・。
出演:マリオン・コティヤール、ホアキン・フェニックス、ジェレミー・レナー、エレーナ・ソロヴェイ、ダグマーラ・ドミンスク、マヤ・ワンパブスキー、アンジェラ・サラフィアン、イリア・ヴォロック
★★★★☆ タイトルがひどい
みんな熱演です。ただタイトルがひどいです。「エヴァがいつ何を告白するのか?」と思いながら見てしまいました。いうなら「ブルーノの告白」でしょうが,ややネタバレになるので,こういうタイトルは避けたほうが・・・。みなさん大熱演です。マリオンが美しすぎます・・・。
★★★☆☆ 移民残酷物語
故郷ポーランドを後にし、幸せを求めアメリカへの移住を決意した姉妹の物語。しかし、渡航中に病を患った妹はほぼ登場せず、姉エヴァ(マリオン・コティアール)の波瀾万丈の運命が描かれています。そんなエヴァも身元引受人の叔父の不着で強制送還寸前に。そこに現れたのが、物腰は柔らかいが、何か魂胆を秘めていそうな正体不明のブルーノ(ホアキン・フェニックス)。彼に救われ一転、エヴァはニューヨークへ。やがて混沌としたスラム街で予期せぬ選択を迫られ、身も心も擦り減らしながらも時代の荒波に立ち向かい、幸せを必死に追い求める・・・。前半はこんな感じです。主演は出ずっぱりのマリオン・コティアールですが、見終えた印象としては「ホアキン・フェニックスの映画」だったなぁ…と感じでしまうくらい、彼は「もうけ役」でした。逃げ場のないエヴァを甘く優しい言葉で奈落に突き落とす悪魔的態度を見せる半面、エヴァに対する純な愛情を不器用に表現し、時に衝動的に、はたまたすがるように接っし、実のところ「どういう人間なんだ?」と、最後まで観客を翻弄してくれるので、「安定した生活を妹と一緒に手に入れたい」と目的がハッキリしているエヴァに比べ、ブルーノの複雑な内面は面白く、ついつい目が行ってしまいますから。また、少し童顔で優男な容姿のジェレミー・レナーもコレと決めたら退かない強引さと強行さを押し通し、「親切そうな人」では片付けられない(役柄的な)性格を見せ、なかなかの好演です。なので女優主演の作品だけど、男優陣のキャラクターの方が個性的で楽しめたなぁ・・・と。
作品の詳細
作品名:エヴァの告白 |
原作名:The Immigrant |
監督:ジェームズ・グレイ |
脚本:ジェームズ・グレイ |
公開:フランス 2013年11月27日、日本 2014年2月14日 |
上映時間:120分 |
制作国:アメリカ、フランス |
製作費:1600万ドル |
興行収入:590万ドル |
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