猛吹雪のロッジに閉じ込められた8人。生き残るのは、誰だ!
タランティーノ流過激アクション満載の本格密室ミステリー!
ストーリー:猛吹雪の夜、ロッジに閉じ込められた7人の男とひとりの女。全員がワケありで見るからに怪しげだが、特に目を引くのは手錠で腕をつなぎあった男女だ。男は賞金稼ぎで、1万ドルの懸賞金のかけられた重罪犯でお尋ね者の女を連行する途中だった。ロッジに流れる不穏な空気から男は、この中に女の仲間がいるのではないかと警戒する。やがて偶然集まったかに見えた8人の過去が重なりはじめ、互いの疑心暗鬼が頂点に達したとき、最初の死体が出る。しかしそれは、予測不能な密室殺人事件のはじまりに過ぎなかった
出演:サミュエル・L・ジャクソン、カート・ラッセル、ジェニファー・ジェイソン・リー、ウォルトン・ゴギンズ、デミアン・ビチル、ティム・ロス、マイケル・マドセン、ブルース・ダーン、ゾーイ・ベル
★★★★★ タランティーノの意図したことを知っていれば…
本当にファンだったらこの映画のテンポ感や時間の長さに納得できるはず。タランティーノのファンと言いながらタランティーノの意図を知らないとこの映画を批判してしまうというタランティーノの罠。タランティーノって本当に映画のことが好きなんだなぁ〜っていう映画!
★★★★★ 素晴らしい
長いって意見もあるみたいだけど、これで90分の短尺だったら深みも何もあったもんじゃない。短い映画が多いからなぁ。まぁ謎のバラマキもなく、これといって山場が多いわけではないが、長くても楽しめる映画でしたよ。
★★★★★ 贅沢な一品
なるべく大きなモニターでゆったりと楽しむべき映画です。登場人物の表情やしぐさを見逃すと、面白さは半減します。派手なシーンもありますが、心理サスペンスが主軸です。ストーリーも舞台も非常にシンプルですが、細部の作りこみが見事です。エンリオ・モリコーネの音楽も素晴らしいです。
★★★★☆ 長い、そしてくどい
タランティーノだからこんなもんかと思うが、あちこちにある伏線を見事に全バラしてくれるのはサスペンス要素としてはちょっとなあ。視聴者に少しは考える時間をくれよ! って感じ。ウォーレンが床板に挟まったジェリービーンズを見つけたときに、もうなんか全部バレバレって感じになっちゃうし、それを追いかけるネタバラシ節。まあまあ面白いんだけど、もうちょっとエピソードと登場人物減らして2時間弱にしてくれたら楽にみれる。あと人死にすぎ。アガサ・クリスティじゃないんだから。
★★★★☆ タランティーノ嫌いでも見れた
自分は、タランティーノ作品のストーリー性の低さが苦手だ。本作も序盤は彼特有の退屈極まりない会話が続くが、第3章から物語が動き始める。前情報無く見始めたので、徐々にミステリー然としていくこの展開を楽しむことができた。お決まりの暴力的なグロさも、自然と雰囲気に親和しているように感じる。舞台が店に移ってからは会話劇も意味ありげなものに。白人と黒人、北部と南部の対立が、一つの空間で繰り広げられる様は面白かった。その文脈で言えば、ラストシーンから読み取れる意味は少なくなく、十分に文学として成り立っているだろう。
★★★☆☆ タランティーノとは思えないほどキャラが描けていない
新しい人物が登場するたびに「お前があの〇〇!?」というような漫画みたいなやりとりがある。正直見ていて恥ずかしい。せっかくいい役者が出ているのに見せ場が少ない。絵になるシーンがあったのは女くらい。それぞれのやるべきことを消化していくだけで、レザボアドッグスのような各自の趣味や格好いい癖などが見当たらない。全員小物に見えてしまった。これは演出やカメラのせいもあったと思う。ラストシーンのためにこの映画があるのでそれまでの謎解きなどの荒さは些細な問題だというような意見もあるが、途中も面白くラストもしっくりくる映画を名作と呼ぶと思う。むしろ過程が面白くラストがイマイチな方が映画としてはできがいいといえるだろう。途中がイマイチでラストが素晴らしいなどあり得ない。そういうことを言う人は、ラストシーンを理解するのにに必要な情報だけ与えてラストを見せれば同じ感動が得られるタイプの人だろう。舞台や衣装、設定は好き。
作品の詳細
作品名:ヘイトフル・エイト |
原作名:The Hateful Eight |
監督:クエンティン・タランティーノ |
脚本:クエンティン・タランティーノ |
公開:アメリカ 2015年12月25日、日本 2016年2月27日 |
上映時間:167分 |
制作国:アメリカ |
製作費:4400万ドル |
興行収入:1億5400万ドル |
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