スリラー

11:14

ヒラリー・スワンク主演で贈るタイム・ミステリー

ストーリー:11:14:ジャックは深夜国道を車を運転中、突然車に衝撃を受ける。おそるおそる車を降り確認すると、そこには顔が潰れた男性の死体があった。急いでトランクへ死体を隠したものの、丁度通りかかった中年女性によって警察へ通報されてしまう・・・。11:09:ティミーは友人たちとふざけながらドライブをしていた。調子に乗った仲間のエディが車の窓から身を乗り出した瞬間、道路いた人を轢いてしまう。呆然としていると、そこへ現れた見知らぬ男が車に向け発砲。命からがら逃げ出した一行だったが、ある大切なものを落としてきてしまったことに気づき、現場に舞い戻る羽目に・・・。11:04:フランクが犬の散歩に出かけると、途中立ち寄った墓地で男性の死体を発見する。その上、死体の横には娘のネームプレートが落ちていた。娘が殺人を犯してしまったと思ったフランクは、その事件を隠蔽すべく国道沿いの陸橋へと向かうのだったが・・・。10:59:バジーが雑貨店で働いていると、そこに訪ねてきた友人のダフィから恋人のシェリーの中絶費用を稼ぐための嘘の強盗事件を持ちかけられる。渋るバジーだったが、ダフィが持ってきた拳銃を玩んでいるうちに誤って発砲、ガラスケースを割ってしまう。あとに引けなくなったバジーは現金を山分けすることで共犯の申し入れを受け、さらに真実味を増すためダフィに自分の腕を撃つように強要するのだったが・・・。10:54:シェリーは浮気相手と近所の墓地でセックスをしていた。すると突然、墓石が倒れ彼は即死してしまう。あわてて帰宅する途中、ティミーたちと出会い、ダフィがバジーの店にいたことを知る。そこで彼女はダフィに罪をかぶせるべく、店に急行し隠蔽工作を図ることに。しかし、最後の仕上げの為、現場に戻るとなぜだか死体が消えていたのだった・・・。

出演:ヒラリー・スワンク、パトリック・スウェイジ、レイチェル・リー・クック、ヘンリー・トーマス、バーバラ・ハーシー、コリン・ハンクス、スターク・サンズ、ベン・フォスター、ショーン・ハトシー、クラーク・グレッグ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ シニカルな笑いもあり

あらすじを見る限り、「謎もの」的な話かと予想していたら、確かに謎の要素はあるものの、ちょっとイメージしていた内容とは違っていました。もちろん良い意味で。伊坂幸太郎氏の『ラッシュアワー』が好きな人なら、この手の話は大好物かも。あと刑事コロンボとか。事件(?)が起こって、その事件がなぜ起こったのか、と時間を巻き戻して理解していくような感じです。うん。個人的には、大満足しました。

★★★★★ 全てが「11時14分」に収束

始まるやいなや、いきなり飲酒運転容疑で車を止められ、おどおどしてる男。なんと『E.T.』の子役をやってたヘンリー・トーマス・・・アラッすっかり大人になって・・・。全てが、と言ってもたった5つほどの話なのだが、ほんの小一時間のあいだに起きる。各々の話は小さいし、全て近隣で起きた話で、事件の舞台は狭い。そんな意味で、こじんまりはしているが、とにかく面白かった。5つの話それぞれが、本人達には一生に関わる大問題なのに、観る側からすると、全てが笑えて、その面白さ、可笑しさが、本作を「ただのサスペンス」では終わらせていなかった。ピースの一つに徹していたヒラリー・スワンクだったが、彼女の存在があったこそ、この作品の価値が上がったのは確か。一見無関係な話が一つの結果に向かっていく。最近、こういう構成の作品に良くお目にかかる。その意味でもさして驚きは無いが、確かに、この作品は 成功を収めたと言ってよいだろう。監督、次は、いろいろな意味でもう少し大きな作品に挑戦ってとこでしょうか。

★★★★★ 小作品だけど面白かった!!!!

なんの予備知識もなく、ただヒラリー・スワンクが出てるから見始めたこの映画。どうしてなかなかおもしろいではないですか!夜の11:14に起こったことが軸になり、複数のストーリーが絡み合って最後まであきさせません。この手のストーリー展開はいいですね〜。話が複雑だとついていくのに大変ですが。ロック・ストックやスナッチほどコメディ要素や、ラストの派手などんでん返しはないものの、登場人物たちが顔見知りや知り合いだったりして、小さな町なら起こりえそうだと感じさせます。映画を見たあなた、走行中の車から放尿するなんてことはやめましょうね〜(笑)

★★★★☆ よかった

期待してなかったけど、見てみたら結構おもしろい。最後まで、飽きずに見れた! 映画の撮り方は『クラッシュ』や『ヘイヴン』などに似てます。色んな関わり方で被害者や加害者が繋がってて面白いです。3人組のペニス落として探しに行ったのは、笑えた。出てくる人みんな繋がっていて必ず出会ってる。最後まで見て理解出来る。

★★★☆☆ 最後が物足りなかった

物語は薄っぺらいが、パズルのピースをはめていくような面白さのある映画だった。最初から、そそられる展開に引き込まれ、次はどうなるんだろうとワクワクしました。ただ、どの人物描写も浅く、この物語を進めるための駒のように思えてしまった。繋がりの面白さの他に、何かもうひとつ心を動かされるものがあれば良かったな。最後、「エッ?その先はないの?」と物足りなさが残るサスペンスだった。

作品の詳細

作品名:11:14
原作名:11:14
監督:グレッグ・マルクス
脚本:グレッグ・マルクス
公開:アメリカ 2003年10月15日
上映時間:86分
制作国:アメリカ
製作費:600万ドル
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