美しい映像美で<生>と<死>という究極の選択を描く心理サスペンス
「どっちを殺す?」親友と自分に銃が突きつけられた時、貴方の選択は?この残酷な選択に正解はあるのか。予測を裏切る驚愕のラストに心を揺さぶられること間違いなし!
ストーリー:17歳の女子高校生ダイアナ(エヴァン・レイチェル・ウッド)は閉塞感にもがきながら自分の生き方を模索していた。ようやく不安定な時期を脱し、無限の可能性を秘めた未来に向けて新しい一歩を踏み出そうとしていた。そんなときに起こったハイスクールの銃乱射事件。親友のモーリーン(エヴァ・アムリ)と女子トイレにいたとき、踏み込んできた犯人に「どちらか一人を殺す」と言われたダイアナは、生を取るか死を取るかの究極の選択を迫られる。17歳の少女にとってあまりにも重い、命の選択・・・その悲劇から15年。事件の記憶にさいなまれ、罪悪感に苦しみながらも懸命に夢に向かって歩んできたダイアナ(ユマ・サーマン)。優しい夫。利発的な娘、やり甲斐のある仕事。彼女は理想の人生を手に入れたはずだった。が何かが少しずつ狂い始める。17歳のダイアナと32歳のダイアナ。二人の人生が交差した時、衝撃の事実が明かされることに・・・。
出演:ユマ・サーマン、エヴァン・レイチェル・ウッド、エヴァ・アムリ、オスカー・アイザック、ガブリエル・ブレナン、ブレット・カレン、ジャック・ギルピン、モリー・プライス
★★★★☆ どうするだろうか?
ある女性の心の葛藤を描いた物語。17才の主人公ダイアナが通うヒルヴュー高校で銃乱射事件が起きる。ダイアナは親友モーリーンと一緒にいるところで銃をつきつけられ、二人のうちどちらかを撃つが、どうする?と選択を迫られる。ダイアナは親の愛情をあまり感じずに育ったように思う。モーリーンは好対照に愛情をたっぷり注がれたように思う。この好対照の二人の対比が興味深かった。観ているうちに、ダイアナではなく自分が選択を迫られているような気がした。ダイアナと共通するものを持っているのかもしれない。どうするだろうか?
★★★★☆ パッケージに違和感…
多感な十代の少女の危うさ、純さの描き方が見事です。CM監督出身ということで、映像もとても美しく、洗練されています。物語の軸となるのは、学校での同級生による銃乱射事件ですが、私は、この作品は、青春映画だと受け止めました。劇場公開時も、衝撃的なラストと宣伝されていて、実際に観終わって、頭の中は混乱状態に。でも、この作品には、監督の答え(解釈)があり、完全に納得できたかは別にしても、もやもや感は解消されました。DVDでも特典映像か何かに、きっとあるのでしょうね。さて、このレビューにつけたタイトルです。公開時のチラシ、鑑賞券等のデザインは、あらすじとは違和感を覚えるほど、きれいなものだったんですよ。映画を観終わって、納得できました。なのに、この物騒なパッケージ・・・かなりがっかりです。
★★★☆☆ 邦題がいい。
主演のエヴァン・レイチェル・ウッドが良い。『サーティーン』や『レスラー』などでも凄く良い演技をしてました。こういう反抗的な娘役が似合う。親友役のエヴァ・アムーリはスーザン・サランドンの実の娘で似てますね。しかし15年後のダイアナがユマ・サーマンってあまり似てないし、胸のサイズも違うから不自然だなと思った。映画を観終わってもすぐには理解できず、難解です。親友のモーリーンの未来なのかと自分は思いました。同じ場面が何度も出てくるけど微妙に違う、もう一度観ないとよくわからない映画です。
★★☆☆☆ 後味の悪いエンディング
ごめんなさい。この映画の結末がどうしても受け入れられません。あまりにも不明確で、あまりにも後味の悪いエンディングとなっています。
作品の詳細
作品名:ダイアナの選択 |
原作名:The Life Before Her Eyes |
監督:ヴァディム・パールマン |
脚本:エミール・スターン |
原作:ローラ・カジシュキー『春に葬られた光』 |
公開:アメリカ 2008年4月18日、日本 2009年3月14日 |
上映時間:90分 |
制作国:アメリカ |
製作費:1300万ドル |
興行収入:700万ドル |
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