会心の一撃!!
巨大な怪獣を操るダメウーマンが、負け犬人生と世界の危機に立ち向かう!!
ストーリー:憧れのニューヨークで働いていたグロリア(アン・ハサウェイ)だったが、失業してからというもの酒浸りの日々を送っていた。ついには同棲中の彼氏ティム(ダン・スティーヴンス)に家を追い出され、生まれ故郷の田舎町へと逃げ帰る。グロリアは幼馴染のオスカー(ジェイソン・サダイキス)が営むバーで働くことになるが、その時驚愕のニュースが世界を駆け巡る。韓国ソウルで突如巨大な怪獣が現れたというのだ。テレビに映し出された衝撃映像に皆が騒然とする中、グロリアはある異変に気付く。「この怪獣、私と全く同じ動きをする…?!」舞い上がったグロリアは、怪獣を操り世界をさらなる混乱へと陥れるが、そこに「新たなる存在」が立ちはだかる!
出演:アン・ハサウェイ、ジェイソン・サダイキス、ダン・スティーヴンス、オースティン・ストウェル、ティム・ブレイク・ネルソン、ハンナ・ケラミー、ネイサン・エリソン、ルキヤ・バーナード、アガム・ダルシ
★★★★★ アンチを蹴散らせ
2016年カナダ・スペイン合作の、無理やりジャンル分けするならSF作品。主演のアン・ハサウェイは製作総指揮にも名を連ね、これは本作に対する熱意の表れだろう。彼女が演じるのは、職を追われ、彼氏に捨てられた、アル中のダメ女。ハリウッドの映画情勢に疎い自分が調べたところ、彼女、現在最もアメリカで嫌われている女優らしく、その理由は彼女が才能と美貌を笠に着て口にする、ユーモア感覚のずれた空気が読めない言動なんだとか。本作の彼女は、そんなアンチの心情を逆手に取った役柄で、自虐ネタ満載なので、現実の彼女が置かれた状況を理解した上で鑑賞すると、楽しさ倍増です。叩かれても跳ね返す強さのある人間は好きですね。作品の評価としては、ジャンルの型にはまらない良作か、理解不能の駄作かの両極端らしいですが、私はこれ、彼女の応援の意味も込めて大好きです。
★★★★☆ ハズしてきます
本作は「怪獣映画」でもないし、「馬鹿コメディ」でもなく、「あ、恋愛映画かな?」と予想を立てたら、それさえハズしてくる一筋縄では縛りきれない独特な可笑し味のある作品。でも、チラ見せ程度には上記した部分も見せてはくれますよ。鑑賞前のビジュアルからの想像や粗筋から描く想定はことごとくハズしてくるので、特に途中から「ドラマチックな関係性」にシフトしていきそうな「流れ」をもおもいっきり引っくり返されるトコは主人公同様に呆気にとられるし、続いての複雑な心理をひた隠す人間の深淵がクローズアップされる急展開は個人的にはスッゴく面白かったです。それに合わせて動きが同調する「巨大なモノ」の謎の方程式の原因にもナンセンスな解説が付き、そして「なんでもあり」と「歪な人間ドラマ」の苦いスムージーの出来上がりと相成るワケだけど、それまでの「期待するものを見せない」監督のハズし加減が強烈なので、そこンとこでセオリーどおりに落ち着きたい場合は「ワケの分からない映画を見せられた」と不満がつのり、低評価へ直結するのもなんとなくうなずけますね。まぁ…根本的に「肌にあわない」てな拒否反応で嫌ってしまう「クセの強い」作品かもしれないけれども、決まりきった筋運びにうんざりなさっておいでの方、何か変則的なモノを見てみたい、風変わりな作品に挑戦してみようとの考えならば興味深く見れそうな気がするし、独創性ある作品に感じれるんじゃないかと。だから「頭の柔らかさ」を求められる感じかな。なので、けっして「ワケの分からない話」ではないし、人間の性格を単純化し、枠組みにハメ込み定番の物語に型作る「ハリウッド製品」に一石投じるユニークでイタズラっぽくひねくれた佳作として好きだし、楽しめましたね。
★★★☆☆ アンちゃんはかわいい
アン・ハサウェイはやっぱりかわいいですね。眼パチではっきりした顔立ち何であんまり外人っぽくなくて妙に親近感を覚えますね。キャットウーマン以来の当たり役でした。グタグダのアル中?なのかなキャリアウーマンくずれ。記憶力に難があるのかな???何箇所か設定が不明な点があって???となりますが力技で最後までは見せ切ってくれます。アイディアだけで全体引っ張っているのでもう少しひねりやら、説明があったらよかったかも・・・。
作品の詳細
作品名:シンクロナイズドモンスター |
原作名:Colossal |
監督:ナチョ・ビガロンド |
脚本:ナチョ・ビガロンド |
公開:アメリカ 2017年4月7日、日本 2017年11月3日 |
上映時間:110分 |
制作国:カナダ、スペイン |
製作費:1500万ドル |
興行収入:400万ドル |
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