どこにでもある日常の中、どこにでもいる家族に起きる、現実的な恐怖!
ストーリー:ニューヨークの高級マンションに住むブラッド(サム・ロックウェル)は、妻アビー(ヴェラ・ファーミガ)、9歳の息子ジョシュア(ヤコブ・コーガン)、そして生まれたばかりの娘とともに幸せな日々を送る。まるで子供とは思えない程に大人びた言動をする長男のジョシュアは、家の中でも常にフォーマルな身なりで得意のピアノを弾いているような優等生。しかし両親や祖母が妹を溺愛する姿を見るたび、少年の心は歪んだ思いに捕らわれる。やがて一家に不穏な影が差し始める。飼い犬の急死、不穏な物音、奇怪な行動をとり始めるジョシュア・・・。さらに、娘の泣き声に悩まされていた妻は精神的に追い詰めてられてゆく。不幸が祖母にまで及んだとき、ブラッドのある疑念が確信へと変わる・・・。
出演:ヴェラ・ファーミガ、サム・ロックウェル、ヤコブ・コーガン、セリア・ウェストン、ダラス・ロバーツ、マイケル・マッキーン、ナンシー・ジャイルズ、リンダ・ラーキン、アレックス・ドライパー、ジョディ・マーケル
★★★★★ 子供は残酷
早熟の天才的頭脳を持った少年が主人公です。我が子の異質差に戸惑い気味の両親。それに気づかない親戚達。気づいたころには、もう手遅れ。しかし、子供は子供である。そして、子供は残酷である。純粋悪とはこういう事だと思いました。じわりじわりと追いつめられるような作品が好きな方におすすめ。
★★★★☆ じわじわ系サイコスリラー
ホラー的な副題ですが、心理的要素が強いサイコスリラーでした。ダイレクトな描写は少なく、演出やセリフで伏線を散りばめながら、視聴者に解釈は委ねる系映画ですが、心理的にじわじわくるなかなかの良シナリオです。人は悪くないんだけど未熟で幼稚な両親、過保護な祖母、何かありそうな叔父、そして天才的頭脳を持つサイコパス少年。果たして彼は生まれながらのサイコパスなのか、家庭環境がそうしたのか?良質なシナリオと主役の少年の不気味な演技、手堅く地味に豪華な俳優陣により、スリラー映画としてなかなか楽しめました。余談ですが、それにしても日本の映画のプロモーションって残念なケースが多いですよね。不気味な少年=オーメン的ホラーという宣伝より、心理的スリラーな方向で宣伝したほうがより映画の内容に近くて、心理スリラーが好きなタイプの視聴者も興味がわきそうなものですが。。。
作品の詳細
作品名: |
原作名:Joshua |
監督:ジョージ・ラトリフ |
脚本:デビット・ギルバート、ジョージ・ラトリフ |
公開:アメリカ 2007年7月6日 |
上映時間:106分 |
制作国:アメリカ |
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