片田舎で平和な生活を送るはずの親子に再び恐怖が襲い掛かる
ストーリー:あの恐怖から六ヶ月後。忌まわしい記憶から逃れるべく、シアトルから片田舎アウトリアへと引越しをしたレイチェル(ナオミ・ワッツ)とエイダン(デヴィッド・ドーフマン)親子。しかし平和な生活を送るはずが、エイダンの体に異変が起きる。息子にいったい何が起きたのか?謎を追って再び旅出るレイチェル。呪いを解くためには、愛する息子を殺さねばならないのか?究極の選択を迫られたレイチェルが下した決断とは・・・。
出演:ナオミ・ワッツ、サイモン・ベイカー、デヴィッド・ドーフマン、ダヴェイ・チェイス、シシー・スペイセク、エミリー・ヴァンキャンプ、エリザベス・パーキンス、ゲイリー・コール、ケリー・ステイブルス、メアリー・エリザベス・ウィンステッド
★★★★★ ウエットな恐怖感がたまらない、和製ホラーの金字塔第二弾
大ムーブメントを巻き起こした『リング』ハリウッド進出の第二弾です。続編、という事で、前作を凌ぐ完成度や衝動を期待するのはやめた方が良いかも知れませんが、従来のアメリカンホラーにはなかった、日本独特の恐怖の概念~四谷怪談や皿屋敷に代表される「精神的ダメージのみに襲われる、ウエットな怨念の恐怖」は今作でも充分に健在です。フレディやジェイソン、レザーフェイスといった「力」のホラーアイコンには絶対に無い「気」のホラーアイコンとでも呼ぶべき、日本が産んだ最高のホラーアイコン・貞子の持つ、じっとりとしたウエットな恐怖感が損なわれる事無く(アメリカンホラー独特のカラっとしたムードに置き換えられる事なく)制作された力作である事は間違い無いでしょう。国内オリジナル版ではアングラ役者を起用し、特殊技術に頼る事無く肉体表現のみで再現された貞子の怪演を、本場ハリウッドがどう表現してくれるのかも見物のひとつでしょう。
★★★★☆ やはり、どきっとする
私は日本のリングシリーズでホラーにはまりました。というより、リングシリーズが大好きです。このシリーズはただ怖いだけでなくて、山村貞子の過去を探るサスペンスでもありますから、過去が一つ一つ解き明かされるたびにスッキリしていくのが心地よいのです。ハリウッド版前作もサマラとその母親の過去を明らかにしていきましたが、あれが全部じゃなかったんだぁ、なんて思いました、今回。ネタバレになるので細かく書きません。ホラーといえばドキッとする恐怖どころですが、今回の恐怖どころはサマラの母親も怖かったのですが、浴槽に沈めた息子がいきなりサマラに変わっているのが一番怖かった・・・。ちびりましたよ。最後に中田監督の演出でひやひやしました。見てよかったと思っています。
★★★☆☆ 親子愛?
今回は解決するためにビデオをコピーするってだけでなく。眠り・夢などが絡んでくるあたりちょっと前作よりは内容がややこしい(?)かなとも思いました。そしてレイチェルとエイダンの親子愛を感じました。やはり目を覆うほどの怖さはなくって気楽に見られます。もうこれで呪いはとけたよね?3はないよね?
★☆☆☆☆ なんじゃこりゃ
ジャパニーズ・ホラーの恐怖感はどこへやら。普通のアメリカン・パニックホラーになってしまった。残念な作品でした。
作品の詳細
作品名:ザ・リング2 |
原作名:The Ring Two |
監督:中田秀夫 |
脚本:アーレン・クルーガー |
公開:アメリカ 2005年3月18日、日本 2005年6月18日 |
上映時間:110分 |
制作国:アメリカ |
製作費:5000万ドル |
興行収入:1億6400万ドル |
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