『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのピーター・ジャクソン監督が、特撮映画の名作をリメイクしたアドベンチャー大作!
ストーリー:1930年代、恐慌時代のニューヨーク。野心的で無謀な映画監督デナムは、史上最大の冒険映画を撮影するため、映画会社の反対を押し切って強引に船出した。行き先は地図にものらない幻の孤島「髑髏島(スカル・アイランド)」。誠実な脚本家ジャック・ドリスコル(エイドリアン・ブロディ)と、美しく優しさに溢れる女優アン・ダロウ(ナオミ・ワッツ)はデナムの熱意にほだされ航海を共にする。壮絶な航海の中、ついに辿り着いた髑髏島<スカル・アイランド>。だが島に上陸した途端、一行は原住民に襲われ、アンがさらわれた! 乗組員たちは彼女を救いにジャングル深く入ってゆく。一方アンにも、想像を絶する体験が待っていた!
出演:ナオミ・ワッツ、ジャック・ブラック、エイドリアン・ブロディ、コリン・ハンクス、トーマス・クレッチマン、ジェイミー・ベル、エヴァン・パーク、カイル・チャンドラー、アンディ・サーキス、アンディ・サーキス
★★★★★ 感動しました!
ストーリーが凝っていて単なるパニック映画とはひと味もふた味も違います。
★★★★★ 空前のアクションシーンの中に、「愛すること」の本質を描き切る・・・。
この映画が凄いのは、失業した喜劇女優のアン・ダロウとキングコングの心の交流を非常に丁寧に描きながら、自分の気持ちと素直に向き合えず、アンの危機を何度も命がけで救いながらも身を引いてしまう脚本家ジャックの心情をうまくシンクロさせているところだ。まず、第一に、これほどキングコングの感情の細やかな部分まで表現できている点に驚き。彼が怒ったり、笑ったりするのはもちろん、はにかんだり、気取ったりするところまで見事に表現した。さらに、愛を伝えるのに「言葉はいらない」としたジャックが、自分の心をなかなかうまく表現できない反面、もともと言葉をもたないキングコングの気持ちは観客にも、アンにも確実に伝わって来る。人間とコングが同じ次元で、アンを奪い合う姿を見せながら、「人を愛すること」の本質を描く手法には感動した。キングコングが彼女に惹かれる背景は、従来のように「ただ、美女だから・・・」ではない。彼は髑髏島に生存した巨大な猿族の、最後の一頭で、非常に孤独だったのだ。自分を恐れず、コミュニケーションをする相手が欲しかったに違いない。アン・ダロウが彼の気をひこうとして、一生懸命にステージでの演技を見せたところから、キングコングの中で彼女の存在が変化していったことがわかる。そうした心の変化は、やがて、アンを求愛の対象とみなし、同時にアンを助けようとするジャックをライバルと断定する。アンを襲った肉食恐竜達との激しい戦いを制した後、アンに自分の勝ち誇った姿を見せる彼の動作は正に、オスゴリラがメスゴリラに見せるセレモニーなのだ。マンハッタンの劇場から逃げ出したキングコングが、アンを求めて暴れまわった後、アンと再会するシーンでは映像の美しさに目頭が熱くなってしまった。実に、素晴らしいリメイクである。
★★★★☆ 目新しさは無いものの・・・
やはりストーリー自体は1933年版に順ずるものなので、目新しさはありません。ただ、各々のキャラクター背景がより深く画かれており、感情移入しやすいと感じました。 CGの凄さは言うまでもなく、余りの自然さに本物との区別がつきません。ハルクも生物として描かれていましたが、完全に超えたと思いました、流石に監督自身が一部自腹を切ってまで作った映画だと関心します。突っ込み所も満載ではありますが、随所に監督のキングコングに対する【愛】を感じました。旧作ファンも納得の作品だと思います、オススメです!!
★★★☆☆ 満腹
満腹、満腹。3時間もの間飽きさせずに見せる監督に拍手です。それぞれのクライマックスを抜き出して4本ぐらいに分けて映画に出来るんじゃないかといううぐらいそれぞれのシークエンスはすばらしい出来です。でも通して見終えた後、大味だったなという印象なのはなぜなのだろうか。満腹なんだけど満足してないみたいな感じ。クライマックスばかり集めてもいい映画にはならないと言うことでしょうか。ナオミ・ワッツはすばらしかったです。何だかいつまでも見続けていたい顔の女優さんですよね。
作品の詳細
作品名:キング・コング |
原作名:King Kong |
監督:ピーター・ジャクソン |
脚本:ピーター・ジャクソン |
公開:アメリカ 2005年12月14日、日本 2005年12月17日 |
上映時間:187分 |
制作国:アメリカ、ニュージーランド |
製作費:2億700万ドル |
興行収入:5億6200万ドル |
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