ドラマ

アメリカン・ガン

銃社会アメリカの是非を問う、思想豊かな問題作

ストーリー:バーモントの片田舎。静かに暮らす老夫婦マーティン(ジェームズ・コバーン)とアン(バーバラ・ベイン)の許に、クリスマスを共に過ごすため一人娘のペニーが帰省した。ペニーの娘ミアに話が及ぶと口論にはなるものの、束の間の団欒を過ごしていた。しかし、そんな幸せは、ペニーが銃で撃たれて死亡するという突然の事件によって打ち砕かれた。愛する者を失った悲しみは深く、マーティンは初めて銃を手にした幼い時の興奮や、若いころの戦地でのトラウマを蘇らせていた。毎夜、自分の中の疑問に責め苛まれながら、亡き娘に向けて手紙を書き続けるマーティン。そんな自分の思いに決着をつけるため、マーティンはミアを捜そうと決心する。そして、ペニーを殺したマグナム銃の製造番号を手掛かりに、銃の出所と、その持ち主の足跡をたどる旅に出た・・・。

出演:ジェームズ・コバーン、ヴァージニア・マドセン、バーバラ・ベイン、アレクサンドラ・ホールデン、ライアン・ロック、ニーシャ・トラウト、ポーラ・コバーン、ジェシー・ペニントン、マーティン・コーヴ、ウォルター・ジョーンズ、ローリー・オブライエン

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 悪人でなくても

なぜこういう構成にしたのか、回想シーンの意味は何なのか、観た後に考えてようやくわかりました。答えが出せないと、すごくモヤモヤするでしょうね。単なる復讐譚にして観客にカタルシスを与えても、問題提起にはならないという、作り手の気概を感じました。どこか、作り物ではない「未解決事件のドキュメンタリー」のような感触があり、現実世界の理不尽さを表現しようと苦心した作り手の工夫が伝わってきます。コバーンの遺作にふさわしい良作です。

★★★★☆ 一丁の銃

娘を銃で「撃たれた」父親が、その銃の素性を明らかにすべく、製造工場から誰から誰に渡っていってこうなったのか、ひとつひとつたどって確かめることで、娘の死を受け入れようとする話しだと思って、誰もが見始めることだろう。銃社会アメリカで常に起きている悲劇をなぞるように話しは進む。しかし実際は「娘を銃で「撃たれた」父親」ではないことが、孫娘への告白の形で明らかにされる。衝撃的な一瞬である。コバーンはこの作品に出演の際、そうとうからだが弱っていたと思われる。その痛々しい姿が、ストーリーを更に悲劇的なものにしている。アメリカにとって「銃」とは?一丁の銃のたどった道筋は、当然ながら悲劇にたどり着くしかないのだと思い知らされる。

作品の詳細

作品名:アメリカン・ガン
原作名:American Gun
監督:アラン・ジェイコブス
脚本:アラン・ジェイコブス
公開:アメリカ 2002年6月13日
上映時間:89分
制作国:アメリカ
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