あの頃の僕達に逢いに行こう・・・。年の離れた二人の友情をノスタルジックに描いた感動作!
ストーリー:1970年代初頭のニューヨーク。少年トム(アントン・イェルチン)は、夫に先立たれ、悲しみから抜け出せずにいる母親(ティア・レオーニ)と共に静かに暮らしていた。トムの楽しみは、彼が通う学校の用務員:パパス(ロビン・ウィリアムズ)と共に肉屋で配達のバイトをすること。そして二人の夢は、ショーウィンドウに飾られている緑の自転車に乗ることだ。病気のために、年上ながら心が子供のままのパパスとナイーヴなトムは、いつしかとても気が合う親友同士になっていた。しかし、初恋を通じてトムが、少しずつ大人の階段を昇りはじめると、大人になれないパパスとの間に少しずつひびが入りはじめる。そんな時、二人が憧れていた緑の自転車が盗まれてしまい・・・。
出演:デイヴィッド・ドゥカヴニー、アントン・イェルチン、フランク・ランジェラ、オーランド・ジョーンズ、ティア・レオーニ、ロビン・ウィリアムズ、エリカ・バドゥ、ゼルダ・ウィリアムズ、オルガ・ソスノフスカ、マガリ・アマデイ、バーニー・シェリディ
★★★★☆ 大人への一歩
良質のヒューマンドラマです。13歳になろうとする少年。もちろん13歳は決して大人ではないけれど、まさにいまその一歩をふみださんとする年頃。その大事な時期に大きく変る周囲の環境に主人公がどう歩みだすのか。タイトルとなっている「最高のともだち」は主人公の友達のパパスたちの事だとは思うのですが、個人的には主人公を導く女囚人のやり取りの方が好きです。女囚人の言う「走りなさい」という意味をいろいろと考えさせられました。
★★☆☆☆ 一人の青年を中心に展開する物語。様々な人物の様々な人生と感情を映し出す
未亡人の母。夫を失ったことを心の傷に、薬に頼る生活を続ける。そんな母を心配する、もうすぐ13歳になる青年。難しい状態の母を気遣う青年の姿は深い母への愛を映し出し、家族の絆の大切さを物語る。 そんな青年と友情を育むのは、大人になりきれない学校の事務員。親ほど年齢の離れた彼らだけれど、まるで同い年のように接しあう二人。境遇も立場も違うのに深い友情を育む姿は、友達という存在の大切さを教えてくれる。また青年は少女に恋をする。初めての恋に悩む青年。でも一歩一歩進んでいく。そんな幼き恋の芽生えは、未来の小さな光のよう。これからの人生への希望を感じさせてくれる。一人の青年を中心に展開する物語。いろいろな人生、いろいろな感情が詰まった映画だと思いました。
作品の詳細
作品名:最高のともだち |
原作名:House of D |
監督:デイヴィッド・ドゥカヴニー |
脚本:デイヴィッド・ドゥカヴニー |
公開:アメリカ 2005年4月15日、日本 劇場未公開 |
上映時間:97分 |
制作国:アメリカ |
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