『映画』ロック・ザ・カスバ!

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ロック・ザ・カスバ!

ロック・ザ・カスバ!

少女の歌声が世界を救う?!

笑いあり、アクションあり、歌あり、名匠バリー・レヴィンソンが贈るとびきりのエンタテインメント!

ストーリー：かつては栄光を手にしながら、今ではすっかり落ちぶれてしまった音楽芸能マネージャーのリッチー(ビル・マーレイ)。未だ一攫千金を夢見る彼は、嫌がる所属歌手のロニー(ズーイー・デシャネル)を無理やり引き連れてアメリカ軍の慰問コンサートに参加することに。辿り着いたのは、アフガニスタンの首都カブール。未だ紛争の絶えない危険地帯にも関わらず、高額のギャラに釣られてリッチーのテンションは上がりっぱなし。しかしふと目を離した隙にロニーが彼の荷物を持って行方をくらましてしまう。コンサートはキャンセル、金もパスポートもなく途方に暮れるリッチーは、仕方なく現地で知り合った胡散臭い武器商人の仕事を手伝うハメに。幾多の死線をくぐり抜けてきた最強の用心棒ボンベイ(ブルース・ウィリス)とともに、危険な砂漠の真ん中にある集落に武器を届けることになったリッチーは、そこで美しい歌声をもつ少女に出会う。歌手を夢見る彼女に類まれな才能を感じたリッチーは、少女を現地で話題のオーディション番組「アフガン・スター」に出演させることを思いつく。しかし厳格なイスラム教の戒律を重んじる人々からすれば、女が人前で歌をうたうなど万死にも値する行為。リッチーは自らの栄光のため、そして少女の夢のため、命の危険を感じながらも彼女のデビューに向けて奔走し始めるのだが・・・。

出演：ブルース・ウィリス、ズーイー・デシャネル、ビル・マーレイ、リーム・リューバニ、アリアン・モーイエド、スコット・カーン、ダニー・マクブライド、ファヒム・ファズリ、ケリー・リンチ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★　おっさんの気持ちを見事に描いたファンタジー　おこちゃまにはわからんやろ（知らんけど(^_^)）

いやいや・・・星５でしょ！傭兵の彼も　タクシー運転手の青年も　食い物にされるはずだったオープニングの太っちょねーちゃんも本当に逃げ出せたのかすこし心配なオリジナルを歌いたかった彼女も・・・すべて人生の縮図　様々な登場人物が織り成すファンタジー。音楽に世界を変えるパワーがあると信じていたら…　星５つでしょう！(^_^)

★★★★★　完全にお気楽なハリウッド的展開で終われなかった、シリアスな現実がバックにあるコメディ。

同じくアフガンネタでやっているティナ・フェイの『アメリカン・レポーター』とダブるところがすこしあるハーフ･シリアスなコメディ。アフガニスタンで閉鎖的な部族の少女をスターにするというドタバタ劇だが、実際にスター誕生番組に出演して命を狙われた少女は実在していて、元ネタのようなものはある。映画はビル・マーレーが演じるリッチーが中心になっているものの、ストーリーの中心にアフガニスタンの少女がいるため、話の構成はやや型破りだ。そして前半に登場するキュートなゾーイ・デシャネル（『New Girl ダサかわ女子と三銃士』）の役は、失踪後はぷっつり登場せず、フォローもない。ちなみにゾーイはまじシンガーである。中盤から登場する娼婦役のケイト・ハドソンは、『ロスト・トランスレーション』におけるスカーレット・ヨハンソン（シャーロット）のような役廻りで、リッチーを導く。彼女はますます母親（ゴールデン・ホーン）に似てきて、存在感が半端ないが、奇妙な役を怪演している。あと、カバーにデカデカと映っているものの、ブルース･ウィリスはほんのチョイ役です。友情出演に近い、いなくても良いような役柄。ヒーローもおらず、ハッピーエンドも迎えない、大団円にもならないが、ちょっと心にゆさぶるビル・マーレイらしいコメディです。

★★★★☆　 世界を統一する手段は歌?

現実に戦争が行われている戦地を舞台に、歌の舞台を興行する興行師を中心としたコメディータッチの反戦ドラマ。イスラム文化を中心に描き、欧米との違いを鮮明に表し、その相互理解の難しさを感じさせている。やがて、世界共通語としての”歌”が二つの世界をつなぐ橋渡しになっていることに気づかせてくれます。イスラム教もキリスト教も、信じているのは同じ人間ですので、共存できることに疑いの余地はありません。