一瞬の隙に息子が目の前から消え去った・・・。 息子の消息、夫への不信と浮気、家族の崩壊。愛も、希望も全てを無くし、絶望の満ちた終わりなき道に迷い込む。決してあってはならない衝撃の結末。あなたは何を見るのか?
ストーリー:小学校教師の妻サラ(オリヴィア・ワイルド)と警察官の夫フィル(ルーク・ウィルソン)、そして最愛の息子アダム(タイ・シンプキンス)。親子水入らずで旅行を楽しんだ3人は、その帰り道、ガソリンスタンドに立ち寄った。だが、悪夢は突然やってきた。トイレに入ったまま出てこないアダムを心配し、フィルは店員に頼んで鍵を開けてもらうが、息子の姿がない。名前を叫びながら周囲を必死に捜索するも成す術がなく、サラとフィルは力尽きた。それから1年、現在は息子の捜索を警察に任せながら、フィルはカウンセリングに通い、サラもまた、精神崩壊寸前の深刻な状態にあった・・・。
出演:オリヴィア・ワイルド、ルーク・ウィルソン、タイ・シンプキンス、ジュノー・テンプル、ジョヴァンニ・リビシ、エリザベス・モス、スコット・メスカディ、マーク・フォイアスタイン、ケヴィン・コリガン、ジョン・レグイザモ
★★☆☆☆ 強く同情出来る映画。しかし、残らない
美しい映像。微笑ましい家族の姿。しかし、直ぐに衝撃的な事態に襲われます。息子が何者かに誘拐されてしまうのです。映画はその後の喪失感と罪悪感に陥った夫婦の一年後の姿を描いていきます。どうする事も出来ず、ただ、放浪し、嘆き、悩み、怒りさえも。しかし解き放たれる事の無いふたり。作品は陰鬱な時間を描きます。しかし希望と寄り添っているので時間は過ぎていきます。例え自暴自棄に成っていく姿を見る事になっても、きっと救われる・・・そう信じます。同情心は強く湧きます。暴挙や無謀にさえ理解できます。しかし。例え被害者でも誰かを恨んだり無責任になった時、その被害者の”善”は無になってしまいます。ふたりは憤っても恨み言を吐かない。だけど、あるリスクのある子をお店に置いたままトイレで映像を観ていたりするような”いたわり”に欠いた行動を連発するものだから、どうも同情が冷めていく。ラスト。ある奇跡に近い目撃と接触をしますが、その隠喩が分かり辛く、どうも・・・で?どう言うこと?と呆気にとられてしまいました。楽観ぎみな弟が「どうしよう・・・」と焦りに変わったシーンは胸が痛み、思わず涙が溢れました。
作品の詳細
作品名:ミッシング・サン |
原作名:Meadowland |
監督:リード・モラーノ |
脚本:クリス・ロッシ |
公開:アメリカ 2015年10月16日、日本 劇場未公開 |
上映時間:94分 |
制作国:アメリカ、カナダ |
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