絶対にあきらめない
原因不明の病と闘った一人の女性と生きる希望をつないだ家族の感動の実話
ストーリー:憧れのニューヨーク・ポスト紙で働く21歳のスザンナ・キャハラン(クロエ・グレース・モレッツ)は、1面を飾る記者になる夢へと突き進んでいた。付き合い始めたばかりのミュージシャンの恋人スティーヴン(トーマス・マン)を両親に紹介し、仕事も恋も順調だ。ところが、“それ”は足音もなく突然やって来た。物忘れがひどくなり、トップ記事になるはずの大切な取材で、とんでもない失態を犯してしまう。幻覚や幻聴に悩まされて眠れず、遂には全身が痙攣する激しい発作を起こして入院するが、検査の結果は「異常なし」。日に日に混乱し、会話もできなくなってしまったスザンナを見て、精神科への転院をすすめる医師たち。だが、両親とスティーヴンは、スザンナの瞳の奥の叫びを感じていた・・・。
出演:クロエ・グレース・モレッツ、ジェニー・スレイト、トーマス・マン、タイラー・ペリー、キャリー=アン・モス、リチャード・アーミティッジ、ナヴィド・ネガーバン、アレックス・ザハラ
★★★★★ 公益性のある映画です
実話をベースにした難病ものの映画です。これまでに数本観たことがありますが、映画にすることによって難病への理解と希望を与えてくれると思います。社会的意義を考えると、映画として面白い・つまらないの評価は無意味かも?なるべく多くの人が見る機会があるように、有名な俳優さんの起用やプロデュースには懐の深さを感じます。
★★★★★ 複雑な社会で、雑に去勢されてきた多くの普通の人々へ
複雑な現在社会で、理解されず、単なる統合失調症や、多重人格などの安易な病名のもと、見捨てられてきた人々へ、新たな治療法を示し、また医師への啓蒙を呼びかける、実話に基づいた貴重な映画ですね。ただ、ストーリー構成が今一つで、せっかくの論点が呆け気味なのが、残念です。最初に、現在の精神病棟の現実を、プロローグ的に描写するところから、始めるべきでした。
★★★★★ 佳い映画です。(邦題はひどいけど)
もさすがのクロエ・グレース・モレッツの演技で、最後までグイグイ魅せられました。実話ベースで疾患と医療状況を知れたのも良かった。軽度から重度までの様々な症状やウィルス・寄生生物などが原因もあり、精神科カウンセリングが普及しているアメリカでは、さらにリアルに感じられるテーマでしょう。自律神経失調症などが増加しているといわれ日本の医療現場の状況や課題まで気になる映画でした。
★★★★☆ 主人公の両親に注目してほしいです
実話に基づく映画です。物語の始めは明るく快活だった主人公が、だんだん壊れてゆき、最後には体もろくに動かせなくなるのを見るのはとても切なく、怖さも感じました。最終的にはハッピーエンドでしたが、功労者は彼女の両親です。邦題やサムネから彼女の恋人がキーマンと誤解しそうですが、最後まで諦めず医師に匙を投げさせなかった両親(しかも離婚してお互い再婚済み)が彼女を救ったと言っても過言ではないと思います。どんなに医療が発達しても、診察する医師が知らない病気は診断できません。その意味で、統合失調症と間違えられやすい抗NMDA受容体脳炎が本作を通して広く知られるのはとても良いことだと思いました。
★★★★☆ 実話ものは見る価値がある
実際に起きたことなので何かしら参考になるところがある。精神科は未開の分野なので誤診というよりよくわからなくてあれこれ薬を飲ませて、薬で俳人にしてしまうようなことは多いと思う。この親は精神科病棟に放り込まれたらおわりということがよくわかってる。
★★★☆☆ 精神疾患の話ではないですよ。
理想の会社に就職し、これから!という時に発症。クロエちゃんの演技が凄すぎて、ホラー映画を観てるみたいでした。ドラッグ、アルコール中毒でないのなら、精神疾患だろうと決めつけて観てしまってたけど、それは病院の先生方と同じ見方だったことにラストで驚きました。「決めつけ」って怖いですねーー(;o;)経験が豊富なほど、やりがちなのかも。気をつけよう。邦題は、ひどすぎます。Brain on fire(原題)でいい。なんだかわからない、ひたすら取り憑かれたようなクロエちゃんを丸一時間見せられてかなりストレスを感じてしまった。ラストはステキなんだけど、それまでがしんどかったので星3⭐︎
★★★☆☆ クロエ・モレッツの怪演。
最初の数分で、これは難しい話だなと覚悟を決めて観る内容です。演技もかなり難しい。その中でもクロエ・モレッツは頑張ってる方だと思います。それでもやっぱりちょっと観る方が疲れてしまうような気もします。映画というよりはドキュメンタリーとして観るべきなのかも知れません。
作品の詳細
作品名:彼女が目覚めるその日まで |
原作名:Brain on Fire |
監督:ジェラルド・バレット |
脚本:ジェラルド・バレット |
原作:スザンナ・キャハラン『脳に棲む魔物』 |
公開:アメリカ 2017年12月16日、日本 2018年6月22日 |
上映時間:88分 |
制作国:アメリカ、カナダ、アイルランド |
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