尋問スペシャリスト vs テロリスト
3億人の命を救う期限は4日間、全米公開禁止のエンディングが待ち受ける、タイムリミットサスペンス
ストーリー:アメリカ政府に届いたテロ予告。それは、国内の3都市に核爆弾が仕掛けられており、4日後に爆発するという衝撃的なものだった。犯人のイスラム系アメリカ人、スティーブン・アーサー・ヤンガー(マイケル・シーン)はすぐに逮捕され、爆弾の所在を聞き出すための尋問が開始される。担当するのはFBIのテロ対策チームを率いるヘレン・ブロディ捜査官(キャリー=アン・モス)。 しかしそこに、CIAのコンサルタントという謎の尋問スペシャリスト“H”(サミュエル・L・ジャクソン)が加わる。ところがHの手法は拷問さえも平気で行う非人道的なものだった。そんなHのやり方に反発するヘレンだったが、犯人はなかなか口を割らず、時間ばかりが過ぎていく・・・。
出演:サミュエル・L・ジャクソン、キャリー=アン・モス、マイケル・シーン、ブランドン・ラウス、スティーヴン・ルート、マーティン・ドノヴァン、 ベニート・マルティネス
★★★★★ ラストはこれからの映画界への扉
正義はいません悪もいません。既存もしくは今後ハッピーエンドな結末映画数は99.9%だろう、だが0.1%が今後求められている映画だろう。その節目をきったのがこの作品。求めていた最高の作品。
★★★★★ そんな事するぐらいなら死んだ方がマシ!
マトリックス含め数作品見ても全く魅力を感じなかった女優キャリー・アン・モスを本作品で初めて素晴らしいと感じました。彼女の風貌と演技が役柄にピッタしハマってて映画史上最もしっくりくるFBI女性捜査官ではないでしょうか。話の本質はサミュエルが言うように最初から最後まで主導権は犯人にあり、犯人が無慈悲に主人公含め米国市民に爆弾を突き付けて4日間拷問を行っている状態です。その拷問に耐えられずアン・モスが口走る言葉「そんな事するぐらいなら死んだ方がマシ」で勝負は終わります。どちらがサディストとしての覚悟を貫くかではなくこれを正当な戦争と理解していたかどうか。なんて難しい事は置いてアン・モスを見るだけでも非常に価値のある作品だと思います。
★★★★☆ タイトルが台無しにしているが良作です。
4デイズとはまた安易で頭の悪いタイトルを付けたものです。原題は「UNTHINKABLE」まさに「考えることも恐ろしい」テロに対しては対テロ側も同じ文脈で対抗せざるを得ないという、現代アメリカの愛国者法に代表される対テロ姿勢を全肯定した映画とも言えますし、ラストの見方によっては「拷問」からは何も生まれないとのメッセージと取れないこともないでしょう。どちらなのでしょうね。拷問シーンがグロいとの指摘もありましたが、行為自体は残酷に映っても、特にグロいとまで言えるシーンはありません。確かに血も出ていますし爪も剥がれたりしてますが、やられてる本人が拷問後それほど衰弱しているようには見えないためリアリティ感は薄いです。内容で特に考えさせられる点はひとつ。Hが4つ目の爆弾に気付いていたのなら、まして「これから俺がしようとすることはUNTHINKABLEだ」とまで言うわりには2人の子供には「ふり」だけで手を出さなかった点。何千万の命と2人の子供の命を秤に掛けるなら、当然この場面では母親にそうしたような残虐さを少なくとも一人の子供には与えて4つ目の爆弾のありかを吐かせるべきでした。拷問スペシャリストのHでさえ人間の心を捨てられない、故に拷問などは無意味である。なのか人間性を優先することにより核が爆発しテロリストの勝利に終わった。故に対テロでは徹底的に人間性を排除して対処するべきである。という冒頭で言ったメッセージの真意に対する疑問に戻ります。
★★☆☆☆ 24を見てる人には不向きかも
不愉快な拷問が続いて不愉快なラストを迎えただけでした。どうしてここまで評価されているのかわかりません。主人公、ヒロイン、ストーリーがドラマ24の一部を切り取ったような流れなので見ている自分には新鮮味が感じられませんでした。拷問シーンも似たり寄ったり。ただサミュエルの出す緊迫感は流石と思ったので★2つ
作品の詳細
作品名:4デイズ |
原作名:Unthinkable |
監督:グレゴール・ジョーダン |
脚本:ピーター・ウッドウォード |
公開:アメリカ 2010年6月14日、日本 2011年9月23日 |
上映時間:97分 |
制作国:アメリカ |
製作費:1500万ドル |
興行収入:500万ドル |
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