クリスマスの時期を舞台に、専業主婦になって間もない若手の小説家を描くコメディ
ストーリー:映画監督の夫ジェフや幼い息子と平穏な生活を送っていた小説家のケリー(メラニー・リンスキー)。クリスマス直前のある日、恋人と別れたばかりのジェフの妹ジェニー(アナ・ケンドリック)が転がり込んでくる。自堕落でトラブルの絶えない義妹に日常をかき乱され、うんざりするケリーだったが、ひょんなことからジェニーや彼女の親友カーソンと意気投合するようになり、女同士の交流を通してそれぞれ成長していく・・・。
キャスト:アナ・ケンドリック、メラニー・リンスキー、ジョー・スワンバーグ、マーク・ウェバー、レナ・ダナム
★★☆☆☆ 低予算だからと、言い訳にならない、制作意義が問われる安易なハッピーエンド。主演女優は魅力あり
兄と兄嫁、赤ちゃんの三人暮らしの家に、失恋して居候としてころがりこんできた、アル中気味で、ドラッグ好き、でもどこか繊細で憎めない27歳のトラブルキャラの妹の話。主演のアナ・ケンドリックは、サバサバしながら愛嬌のあるアメリカの普通な女性を魅力的に好演し可愛い。この映画の見所は、それだけか。わざわざ映画で何を表現したいのか、さっぱりわからない。クリスマスだからか、最後のハッピーエンドも、あまりに安易で制作意図が理解しがたく、低予算とは関係ない。また制作年度が新しい割に、画像も粗く、綺麗ではない。
★☆☆☆☆ なにを伝えたいのかわからない
アル中気味のダメ妹が兄夫婦の家に居候する話。ダラダラとした会話、全く盛り上がらない展開。途中飽き飽きして投げ出したくなるほど見せ場も印象に残るシーンもない。一番腹立ったのはこのダメ妹が居候をキッカケに人間として成長するのかと思いきや、ラストの騒動を見ると何一つ変わっていない事。つまりこの監督はこの映画を通してなにを伝えたかったのか、表現したかったのがわからない。それほど中身のない映画。原題も同じくハッピークリスマスだけど全然ハッピーな気分になれないし、そもそもクリスマスってゆう設定自体あるようでないようなもの。もしこの監督が「ダメ人間はダメ人間のまま」「タイトルは皮肉を効かせたジョーク的なもの」みたいな事を表現したかったのだったら、それでも大失敗といえるほどヒドい内容。とにかく久しぶりに、つまんない映画観たって気分になった。
作品の詳細
作品名:ハッピー・クリスマス |
原作名:Happy Christmas |
監督:ジョー・スワンバーグ |
脚本:ジョー・スワンバーグ |
公開:アメリカ 2014年6月25日 |
上映時間:88分 |
制作国:アメリカ |
製作費:7万ドル |
興行収入:3万ドル |
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