スリラー

レッド・ライト

この男を疑い続けろ

天才科学者が伝説の超能力者に挑むサイキック・スリラー

ワン・シチュエーション・スリラー『[リミット]』で2010年サンダンス映画祭に旋風を巻き起こし、世界中のボックスオフィスを席巻させた奇才ロドリゴ・コルテス。駆れば次にメガホンをとったのは、ロバート・デ・ニーロ、キリアン・マーフィー、シガーニー・ウィーバー、エリザベス・オルセンら現代のハリウッドを代表する名優陣を起用した新感覚の謎解き映画!

ストーリー:30年間の沈黙を破り突如姿を現した伝説の超能力者サイモン・シルバー(ロバート・デ・ニーロ)と、超常現象を暴こうとする科学者チームの息詰まる攻防戦。そこにはセリフ、仕草、さらに緻密に計画された構成のそれぞれが、観るものに認識のズレやミスリードといった“脳の錯覚”を引き起こさせるトラップとなりちりばめられている。果たして、サイモン・シルバーの復活に隠された真っ赤な嘘と真実とは一体何なのか。あなたの脳が、試される。

出演:ロバート・デ・ニーロ、キリアン・マーフィー、シガニー・ウィーバー、エリザベス・オルセン、クレイグ・ロバーツ、トビー・ジョーンズ、ジョエリー・リチャードソン、レオナルド・スバラグリア、マデリーン・ポッター

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 最後のシーンのために全てが用意されていく映画

最初に劇場で見たときから、話も役者も自分好みで非常に楽しめました。最後のシーンに繋ぐための伏線が各所に散りばめられ、それら全てが本当に最後のシーンの伏線となるのかは想像するしかないので、どう伏線を辿るかはそれぞれ意見が出るのが面白いところ。話の内容としても科学的であったり、オカルトであったり、ミステリであったりと多彩です。ただ、超能力を見破るためにひたすら右往左往する話を期待しては駄目。最後のシーンの派手さに注目されがちですが、その後の後悔が混じった独白こそがこの映画を面白くする一番の要素なんじゃないかと。

★★★★★  ラストの10分程の展開を最優先にしてキャスティングや演技や演出がなされた意外性の際立つ良作品

この映画の終了間際までのストーリー展開や各シーンの演出、それに俳優のキャスティングや演技は、ラストの10分程の展開を極力気付かれないようにすることを最優先に行われています。そのため途中説明不足ぎみのヶ所や、逆に余り意味の無い様な過剰な描写も多く、更には理解しにくい難解な表現も多く見られ、それらを不満に感じる視聴者もいるかと思われます。例えば後半での落ちる水が曲がるのは静電気によるもの位は見当がつきますが、劇中その説明は無く、本当の超能力による現象とトリックによる現象が、はっきりとした説明も無く共に描かれてることもあり、どこかスッキリしない印象が残ることと思います。ロバート・デニーロ扮する”盲目の超能力者”の存在感が圧倒的で、それに対抗するキリアン・マーフィ扮する若い物理学者の繊細さや脆さが印象的ですが、これも最後のシーンに向けての十分計算された演出です。デニーロ以外の、シガニー・ウィーバー、トビー・ジョーンズと言った個性派実力俳優も、最後の展開を気付かせない様にするための計算されたキャスティングで、そのため劇中の活躍が物足りなく感じる向きもあるようです。映画前半の シガニー・ウィーバー扮する物理学者が飲むコップの中のスプーンが曲がっていたことが、非常に重要な意味を持ちますが、何気なく見過ごしてしまうようなあっさりした描写で終わっているので、これが最後の展開の伏線と気付く人はいないでしょう。この映画の最後の展開に特に驚かなかったと言っている人は、映画を漫然と観ていたか嘘をついているかのどちらかと言えるくらい、意外性の際立つ(それ故途中物足りなかったり余分に感じるシーンも多い)良く構成された、迫力ある演技が印象的な良作品です。

★★★★☆ まあまあ良かった

話のストーリーとしては興味深い内容で、どんどん惹かれて見入ってしまいました。でも話の顛末は、超能力の力の内容が漠然としててちょっと拍子抜けでした。

★★★★☆ 最後のオチ以外は…

この監督の映画は初見だけれど、意表を突く冒頭から独特の演出で、三人の見事な俳優によって織り成される先読みのできない展開にぐいぐい引き込まれ、観ている間は知的に興奮させられる実に面白い映画だった。それだけに残念だったのはラストのありがちなオチ。これで一気に興醒めしてしまった。ならば、いっそ謎のまま放り出された方がよかったと自分には思えた。演出自体は出色なので次作に期待したい。

★★★☆☆  超能力解明企画モノとしては良かったです

大学で物理を教えるマシスン博士と助手のトムは、巷で超能力者と呼ばれる者たちのイカサマを暴いていた。そんな中、30年前に姿を消した伝説の超能力者サイモンが現れるのだった・・・。前半はマシスン博士と助手が、霊と通信する女が起こすポルターガイスト現象、客の癌を見抜き治癒する男、ESPカードを使った透視のトリックの仕組みを説得力ある形で解明するのが痛快でオモシロイ!サイモンの超能力のカラクリを、科学の力で見破ろうとする者たちの実験が後半の本筋だが、結局、彼が起す超能力は真面に解明されず仕舞いで、本当に超能力?それとも偶然という名の奇跡・・・?と、この辺をハッキリさせたい人にとっては消化不良と感じるかもしれません。ミスディレクションなのか私はどんでん返しの伏線に気付けず、最後は思いっきり騙されました。サイモン役はロバート・デニーロですが、年輪を刻んで風格が増し、大物超能力者としてのオーラが半端ない!サイモンの若き日が回想で出ますが、彼を演じる役者がデニーロの顔マネ状態で激似です笑スッキリしない部分も多いですが、超能力解明企画モノとしては良かったです。

★★★☆☆ 超常現象、超能力と科学の葛藤

超常現象や超能力はあるのか?物理学者である主人公がその種明かしをする本作品は、一見、推理小説的な反面、ホラーとしても楽しむことができる作品でした。加えて、最後には、意外性もあるわけで、その意外性には、正直、私も想像していませんでした。シルバを演じるデニーロの存在感は抜群なのですが、残念ながら、そのシルバの人間性、物語の描かれ方がイマイチで、さらなる存在感を感じることができませんでした。もう少し主人公の物語も掘り下げてくれたら、さらに良かっただろうなと思います。

★★☆☆☆ オチまでの雰囲気にまるをあげたい

オチはね、なんかもうその場で思いついたの?ってくらい、えってなる。悪い意味で。だって種明かしじゃないんだもんこれ。

作品の詳細

作品名:レッド・ライト
原作名:Red Lights
監督:ロドリゴ・コルテス
脚本:ロドリゴ・コルテス
公開:アメリカ 2012年7月13日、日本 2013年2月15日
上映時間:113
制作国:アメリカ、スペイン
興行収入:1300万ドル
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