ドラマ

ワルキューレ

ワルキューレ それは、北欧神話に登場し《戦死者を選ぶ者》の意味を持つ女神たち

作戦は「10分」一線を越えたミッションに 世界が委ねられた

ストーリー:連合軍との死闘によって、ドイツの敗色が濃くなった第二次世界大戦末期。ドイツ人将校クラウス・フォン・シュタウフェンベルクは、絶対の忠誠を誓うべきヒトラーの思想や政策に強い疑念を抱き、ドイツの未来を憂うが故に反逆者となることを決意する。シュタウフェンベルクの計画は、ヒトラーを抹殺するだけでなく、その混乱に乗じて一気にナチス政権の転覆までも成し遂げること。ヒトラーの危機管理オペレーション<ワルキューレ作戦>を巧みに利用し、冷酷非情な独裁者をこの世から葬り
去るという大胆極まりないものだった・・・自ら暗殺の実行者となったシュタウフェンベルクは、運命の1944年7月20日を迎える。総統大本営<狼の巣>爆破計画-爆弾の作動から脱出まで、与えられた時間はわずか10分。一線を越えたミッション
、女神<ワルキューレ>は果たして誰に微笑むのか・・・?

キャスト:トム・クルーズ、ケネス・ブラナー、カリス・ファン・ハウテン、ビル・ナイ、クリスチャン・ベルケル、テレンス・スタンプ、テレンス・スタンプ、デヴィッド・バンバー

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 良い感じの映画でした。

良い感じのストーリーなのですが、出演者全員アメリカ臭がします。特典映像を観た時に「あ~、ドイツ人ってこういう雰囲気だよね」て更に思いました。ナチスドイツとドイツ人の雰囲気の作り込みが甘い気がしました。ただ、内容は楽しかったですよ。個人的には好きなタイプの映画です。

★★★★★  歴史の片隅に光をあてる!

アフリカ戦線の導入部から見る者をグイグイと引き込んでゆく演出にはキレがある。トム・クルーズも役にはまっている。日本ではなじみが薄いが、実在のシュタウフェンベルクは現地では記念館が作られる程、有名な人物だ。この事件が単にヒトラーを殺害するだけでなく、政権転覆後のシナリオまで準備し、数百人が加担した壮大な計画だった事が分かる。結末が分かっているにもかかわらず、ハラハラドキドキとして見てしまう。ロケの多くは現在も実在する建物で行われ、リアル感を出している。結果、計画は失敗し、歴史的な評価もほとんど受けていない。もし計画が成功していたら、ヨーロッパ戦線での犠牲者は百万人単位で少なくなった可能性もある。特典のドキュメンタリーによると、この英雄たちの関係者も戦後しばらくは、国家に対する反逆者としてつらい日々を送ったという。現在、この反体制活動は再評価され、シュタウフェンベルクの子孫も存命している。実行者たちの意志を語り継ぐ人々が存在する事こそが、悲しい結末を迎えたこの事件の唯一の救いかもしれない。

★★★★★  かっこよかった

トム・クルーズの映画はなぜか時間がたっても古臭くならない。僕も含め、貧乏だったり、背が低かったり、勉強できなかったり、眉毛がこゆかったりして、いじめられ、馬鹿にされながら不遇の少年時代を過ごした男性たちは、心ひそかにトムと自分を重ね合わせて見るからだ。そしてこのワルキューレは、ヨーロッパの悲惨な歴史を舞台にしている。僕が今までに見たどのドイツ映画よりもむしろメッセージ的。むろんナチスドイツの行ったことは許しがたい。しかしこの映画は単なる歴史ものではなく、そこからさらに一歩踏み込んで、一人の人間として、この現実の中でどんな道を選択するか、どう生きるか、ということに焦点を当てている。つまり現代における私たちも、例えば許しがたい不正や悲しい現実を目の当たりにした時どうすべきか、そういうことを考えさせられる作品なのだ。

★★★★☆ 正義

どんな国でも正義を実行しょうとする人はいるんだなぁ っと思った 暗殺が成功してたら知らない人はいなかったんだろうな。

★★★★☆ 英語でも独語でも

幾度と企てられたヒトラー暗殺計画のうち、最大で最後のクーデターを描いたこの映画は非常にスリリングで、超一流のサスペンスに仕上がっています。ただ疑問がひとつ・・・ロケーション、衣装、車両、俳優の容貌にいたるまで随所にコダワリを配した監督やプロデューサーは、何故言語にまでこだわらなかったのかなぁ?まぁ、英語でも独語でもいい映画には違いないけどね。

★★★★☆ いつの時代も・・・

理不尽な恐怖政治とそれに従わざる得ない国民。国を思い立ち上がり、戦って散る勇敢な者達あっての”現在”を考えさせられる作品でした。描写がリアルで世界にのまれました。

★★★☆☆ 本当に?

ほとんどのレビューが、この映画を絶賛しているので、ちょこっと反対意見を。 この映画、娯楽作品としては、ある程度完成しているものだと思います。しかし、60年代70年代の戦争映画と比較して大きく欠けている要素があります。それは、狙われる側の人物像を全く描いていないという事です。今更と思う人もいるかと思いますが、やはり狙われる側のヒトラーやゲッペルスの人物像を描いてこそ、映画としての深みが出てくると思います。オープニングのセリフだけで、主人公の反抗動機をサラッと説明して終わりはないと思います。この映画は主人公達の行動を賛美していますが、これは怖い事です。彼らの行動は現代でいうテロ行為でしかないからです。逆に神に誓約したから、ヒトラーに反抗できないという軍人の方が理性的に見えてしまいます。これこそ軍がシビリアンコントロールされている真実の姿ではないでしょうか。後、普通の一般市民が登場してこない点もマイナスでしょうか。軍人同士の内輪なので、世の中、軍の力でしか変えられないのかと思えてしまいます。ヒトラー政権も一般市民が支持したからこそ誕生したものであるはずです。ただし、興味深った点は、いかにクーデターを成功させることが難しいかということですね。

作品の詳細

作品名:ワルキューレ
原作名:Valkyrie
監督:ブライアン・シンガー
脚本:クリストファー・マッカリー
公開:アメリカ 2008年12月25日、日本 2009年3月20日
上映時間:120分
制作国:アメリカ、ドイツ
製作費:7500万ドル
興行収入:2億ドル
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