『氷の微笑』の脚本家ジョー・エスターハスがさらに過激に描く、エロティックなサイコ・スリラーの世界。
ストーリー:富豪のメドフォードが斧で惨殺された。この事件を調査する検事補・コレリ(デヴィッド・カルーソ)は、彼の金庫の中から州知事とある女性がセックスをしている写真を発見する。周囲の目撃証言などによりこの女性と接触することに成功したコレリは、この事件の背後にジェイドという美しい女の存在を突きとめる・・・。
出演:デヴィッド・カルーソ、リンダ・フィオレンティーノ、チャズ・パルミンテリ、リチャード・クレンナ、マイケル・ビーン、ドナ・マーフィー、ホルト・マッキャラニー、アンジー・エバーハート
★★★★☆ ジェイド=JADE=「玉」=淫婦
この作品の2年後、MIB-1で解剖医を演じたリンダだが、ここでは精神科医。キーワードは「興奮による忘我」。これは本人は何をしたのか全く記憶に残らないという代物。リンダを中心にデビッド・カルーソ、チャズ・パルミンテリの三角関係が意味深に描かれ、観る者はこの三人の中に殺人犯を見出すよう仕向けられるが、犯人の異なる2つの殺人が交錯する複雑さが心地良い。なぜか東洋的な雰囲気を漂わせながら話しが進む。男の嫉妬とプライドが背景に感じられる。あちこちに、犯人を予想させる伏線が楽しめる。軽いエロティックサスペンス。ストーリーは完結せず「これから」に興味を抱かせる終わり方。余韻を楽しめる。
作品の詳細
作品名:ジェイド |
原作名:Jade |
監督:ウィリアム・フリードキン |
脚本:ジョー・エスターハス |
公開:アメリカ:1995年10月13日 |
上映時間:95分 |
制作国:アメリカ |
興行収入:900万ドル |
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